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「……んぁ、?」
「…時透くん?」
俺は声をかけられた方に目をやった。そうしたら見覚えのある髪、顔立ち、身体。俺の”元”恋人だった。でも俺は今理性を保てて居ないからよく分からない。
「……なんで僕の有一郎奪ってんの?」
「別にそんなつもりじゃないんだけどなぁ…」
ずっと耳元で声が聞こえる。なんで俺の事でこんなんになってんだ、?だって、、無一郎は俺の事を捨てた。なのになんで”僕の”になってんだ……??
「有一郎、家帰ろう?」
「……?なんで、?」
なんで今更帰ろうなんか…。もう俺たちは終わったはずだ。もう無一郎は恋人として見れない。また捨てられたら…って思うと。
「へっ、?」
「だって……いいや、、竈門…行こう…」
俺はそう言ってパン屋の腕を掴んで逃げようとした。早くここから逃げたかった。もう無一郎の声なんか……聞きたくなかった。
「有一郎君……」
「っ……!!」
俺は走りながら何処に行く宛てもなく走った。とにかく遠くへ、遠くへ逃げたかった。俺はダメだな。生きるべき人間じゃないんだ……っ、!
「有一郎くん、!!」
「っ……??ぁ」
後ろで竈門の声が聞こえた瞬間、俺は目を覚ました。俺、、今何処に行ってるんだろう。そうか、、パン屋も用事があるだろう。俺、何してんだ。
「っ……御免。じゃあな……」
「有一郎君、待って!!落ち着いて!」
俺は腕をそっ、と離して謝った。そして早くここから逃れようとした。パン屋が何を叫んでも、俺は足を止めることはしない。もう決めたことだ……早く逃げよう
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次回 ▶︎ バトエン #1