前回の続き。
ky「…あー!負けた!」
ks「逆走してなかった?笑ky」
ky「すみません。やり方が分からなくて」
ks「へたくそ笑」
持つコントローラーがぷるぷるとふるえる。
ks「でも、さっきよりは上手くなったじゃん」
ky「ありがとうございます」
ks「ゲーム好き?」
ky「はい、昔から…」
ks「ゲーム実況にでもなれば?笑」
ky「いや…あんなやばいやつらにはなんないですって」
ks「笑笑」
ky「…あ、すみません」
ky「コントローラー、充電切れて…」
ks「ははっ笑いいよ」
ks「俺のだし」
ky「す、すみません」
ks「大丈夫」
持っていたコントローラーに、黒いコンセントを刺す。
ky(久しぶりだなぁ、ゲームすんの)
ky(楽しい)
久々の感情に、俺はにこっと笑みを浮かべる。
ks「…可愛い」
ky「え?」
ks「いや、kyの笑った顔初めて見たなって」
ks「可愛いね」
予想外れの事を言われて、俺は顔を赤らめる。
ky「あ、…すみません」
ky「気分上がっちゃって」
ks「もっと笑ってよ」
ky「…ん」
ks「目が笑ってない」
ky「えぇ…」
ks「さっきの顔もっかい見せて」
ky「でも…」
ks「…できない?」
ky「…すみません」
ks「笑った方が可愛いと思うけどなぁ」
ky(…なんで今、笑えたんだろ)
コントローラーを見ても、まだ充電は付いていない。
ks「可愛かったなぁ」
ks「…俺も充電しようかな」
ky「でも、まだ87%ですよ?」
ks「そっちじゃない」
ky「え?」
ksは、コントローラーを置いて勢いよく俺に抱きつく。
ky「え…!?あ…」
ks「…さっきの顔、すっげーそそるわ」
必死に抱きついているksが可愛くて、つい俺もし返してしまった。
ky(…あったかい)
ky(しばらく…このまま)
ks「…ねぇ、ky」
ks「こういうこと、あいつらと何回もやってるだろ?」
ky「…まぁ」
ks「俺、まだkyとしてないことしたい」
ky「し、してないこと?」
ks「うん」
ks「何かわかる?」
ky「…」
ky「キス…とか?」
ks「…」
ksは、俺を勢いよく押し倒す。
ky「わぁっ!?」
ks「ふふっ…正解」
ksは、俺の両手を捕まえる。
ky「い、いきなりは…無理!」
ky(心臓が…!持たねぇよ…)
顔を徐々に近づける。
ky(嘘…ほんとに!?)
かっぴらいていたまぶたをそっと閉じる…
唇に柔らかい触感を感じて、俺は目を開けた。
コメント
5件
グゥ...ハハ...今の(kyの尊さ)は効いたぜ...
ハッハッハッハッ…🐶やったったかな。やったったんじゃないか⁉️⁉️⁉️くぅひひひひぃああああッッ‼️‼️‼️‼️🫠💖💖
ヤバい…良すぎて親の前で騒いだ… すぅ⤴\(^o^)/オワタ