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お風呂から上がりリビングへ行くと、彼の姿が見えた。
br「あ、きんとき!ただいま!」
「…おかえり…」
彼の姿を見ただけで彼の匂い、奥のもどかしさを思い出してしまった。
きっと、彼の表情的に俺が今何を考えてるのかバレてしまっているのだろう。
けれど、彼は特になにも問いただすことは無かった。
br「そういえばさー、さっき洗濯カゴに服を入れに行った時に僕の服があったんだけど僕が入れたっけ?」
先程俺が入れたものに触れられ肩がびくっと跳ねた。
「ぇっと…それは俺が入れたね」
br「あまじ?ありがとねー!」
「多分僕がぽいってしちゃってたやつだよね…?」
「…まあ」
br「ごめんー…!!」
「入れてくれてありがとう!」
そう言って、彼はこちらに走って抱きついてくる。
「だ、大丈夫…」
…さっきから “ 彼としたい ” なんてことばかり考えてしまっているから、彼に抱きつかれると落ち着かない。
頭の中で思い出していた彼の匂いが目の前に…
そして大きな身体で優しく包み込まれている。
…こんな状況で普段通りなんてむりだ…。
顔を見られないようにと彼の腰に腕を巻き付け、肩に顔を埋めた。
br「…なんでさっきからそんな可愛いことするの…?」
と、彼は俺の頭を撫でた。
「…そんなことしてないから…」
br「…してるじゃん」
「だからしてないって…」
ずっと否定し続けていると、彼は俺を壁の方へと追いやった。
「…な、なに…」
そう声を出しても、彼はじっと俺の顔を見つめてくるだけ…。
見られ続けるのは落ち着かず、彼から視線を逸らした。
すると、彼の手がゆっくり伸びてきてお腹に触れた。
「っ…」
br「…きんとき細いよね」
「…そ、うでもない、よ…」
お腹を撫でられているだけ。
たったそれだけのはずなのに、奥がもどかしく感じる。
「うぁッ、⁉︎」
優しく撫でられていたはずが、急にお腹をぐっと押され声が出てしまった。
br「…今日しない…?」
…あ…俺の大好きな目…。
「…うん…」
ご飯を食べたあとに彼の部屋に行くことになり、今は彼の部屋の前で立ち尽くしている。
心の準備をし
「…よし…」
と、小さくそう呟きながら扉を開けた。
「…ぁ…」
部屋へはいると、先程まで使っていた箱がそのまま置いてあり、ローションやおもちゃが彼のベットの上に置いたままだった。
…あがってきたら彼がいたから片付けるのをすっかり忘れていた…。
br「…きんさんさっきまで1人でやってたの?」
きんさん…。
この呼び方は俺をいじる時の呼び方。
「ぃゃ…ぇと…」
br「…かわいいね…」
「寂しかったの…?それとも最近してなかったからしたくなっちゃったの…?」
恥ずかしさで何も言えずにいると、俺の顎を持ち、目が合うようにしてきた。
br「…ちゃんといって…」
この目で見続けられると俺はもう逃げれない。
逃げ道を知らない…。
「…両方…」
目線だけ少し下にやり小さくそう呟くと、彼は嬉しそうに
br「…そっか…」
と言った。
br「もしかして、僕のお洋服着てたりした…?」
と、聞かれ思わず反応してしまった。
…してはいけなかったのに…
br「…ふふ笑」
「きんさん可愛いね」
「…ぅっるさい…。」
そう言って彼の手をパシッと弾き、距離を置こうと後ろへ下がると、腕を引っ張られてしまった。
br「逃げちゃダメ」
「…っ…。」
恥ずかしさで今にも爆発しそうなくらい、身体が暑く、心臓がどくどくと音を鳴らしていた。
少しの間無言状態が続いていた時。
彼の口がゆっくりと開いた。
br「…今日はきんときのしたいことしようね」
と、思ってもみなかったことを言われ情けない顔、声を出して彼の方を見た…。
「…えっ…」
br視点
「じゃあ、今日はきんときのしたいことしようね」
kn「…えっ…」
「どこをどうされたい…?」
本当は今日、えっちなんてするつもりなかった。
最近、彼と出来てはいないもののあまり無理をさせるのは良くないと我慢していた。
けれど、彼があまりにも可愛すぎて意地悪をしたくなった。
「…無言のままじゃわかんないよ」
彼の目はもう期待しているようにこちらを見ていた。
kn「…く…」
「…ん?なんて?」
kn「だ、だから…」
きっと恥ずかしさで言葉が詰まるんだろうけれど、しっかりこちらに伝えようと頑張ってくれている彼がすごく愛おしく見える。
「…うん…」
kn「…ぉく…いっぱいしてほしぃ…」
だんだんと声が小さくなっていったので、彼が今どれだけ恥ずかしいのかがわかる。
「…奥がいいの?」
そう聞くと、彼は小さく頷いた。
「…それだけでいい…?」
僕は彼の心を読むことはできないから、しっかり口に出してもらわなきゃ分からない。
でも、今は何となくわかる
…きっと、沢山イかされた後奥を思い切り突いて欲しいんだろう…
きんときが1人の時に使っていたであろうおもちゃは、奥を責めてくれるものではない。
入口で沢山イかせた後、休憩なんかさせずに奥を突くと彼は思い切り中を締め付け気持ちよさそうに腰を反る。
…僕が帰ってくるのを待っていたのかな…
なんて自意識過剰なことを考えていると、彼の口がゆっくりと開いた。
kn「…たくさんイかせて何も考えられなくしてからいれてほしい…」
「…きんさんそれ好きだもんね」
kn「…ぅん…」
kn視点
「…ぅん…」
彼の目を見れば今日は言わずともそのくらいいじめてくれるような気がしていたけれど、きっと言わないとわざとそうしない気がしたからしっかりと伝えた。
そうすると、彼は嬉しそうに口角をあげキスをした。
今日はたくさん壊され続けるんだろうな…
そう思いながら目を閉じた…。
最後まで見てくださりありがとうございました🙇🏻♀️