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私の初の作品でござます。
是非最後まで見てくださいませ。
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明日から僕は、上京する。
初めて長野県外に出る。楽しみ、少し、いやかなり緊張している。
そして今、東京駅に到着した。
だが、どこを見ても人、人、人。
やばいぞっ!
ふえぇー、人の歩くスピードが早い…
僕もこれに合わせないとならないのか、
少し人酔いした僕は小さな路地に入ってみた。
路地に入ったら僕より1回り…2回り?小さな黒髪の男の子が独り椅子に座っていた。
「こ、こんにちわ、…!」
緊張していたのか、声が変に裏返った。
その人は、こちらを長い前髪越しに覗いて来て、言葉を選ぶかのように口を開いた。
「んぁ、!?…えっと、その…、」
戸惑いを隠しきれないその瞳が揺れた。
僕は何故かその瞳に射止められた。
故意の一目惚れってやつ、?
僕は外観じゃなくて、内面で人を好きになりたいのに、… 冷静に考えると僕、男に恋しちゃったの??
確かに昔から、女性には興味が湧かなかった、かもしれない。
「僕たちとその…バンド、やりませんか、?」
へ?
「あ、すみません、…いきなり…
こんな事急に言われても困りますよね、」
そりゃそう……だけど、これに乗らないと…、もう、彼との再会は無さそうな気がする。
「えっと、…僕は、」
バンド、やってみたい、!!
この、僕の大きな一歩を。
「やって、みたいです、!で、でも…」
彼のその、行動力に僕は惚れたんだ。
「大丈夫、僕と組めば99%メジャーデビュー
出来るから。」
この1つの言葉に、この時の僕はどれほど魅力を感じた事か。
あれから1ヶ月たった。
当初知ったのだが、ここには若井滉斗というギタリストが居る。
正直あまり仲良くないので…、
バンドにはメンバー同士の交友関係も大切
と、元貴に言われたので、
何故か同棲している。
「涼ちゃん、おはよー、」
僕は最近早起きだ。
若井より、早く起きてる。
もう、大概仲良くして貰っているが。
「ねぇ。涼ちゃん。」
若井がこちらを改まって見る。
「正直な気持ち、聞かせてね。」
何を聞かれるのかと内心ドキドキしていたが真面目に見つめる。
「元貴のこと、どー思ってる?」
え???