一松「はぁ、今日も疲れたな……早く帰らないと猫が待ってる。」
一松「ただいまー」
次の日
ガラッ
おそ松達「おはようございます!」
一松「朝早くから保健室に来るなんて、元気だね 」
おそ松「俺の息子も元気です!」
チョロ松「おい!」
カラ松「フッ俺もだぜおそ松兄さん」
トド松「兄さん達ふざけないでよー」
十四松「……」
こんな風に会話をしていたらもう授業の時間だ。
一松「もう授業の時間だ。教室に帰りなさい 」
おそ松達「えー。もうちょっと居たかったけど
仕方ないかー…じゃあね松野先生ー」
でも、十四松は残っていた。
いつもの雰囲気ではないと言うのが流石に俺でも分かった
一松「アンタは帰らないの?」
十四松「…うん。だってやる事があるからね。」
一松「やる事?」
やる事とはなんだろう。怪我でもしたのか。だったら絆創膏貼らないと。
一松「十四松は怪我でもしたの?」
十四松「ううん。怪我はしてないけど心の傷。」
心の傷?失恋でもしたのか。それか……
一松「ねぇ。アンタ虐められてるの?」
十四松「……まぁね。」
一松「誰に?」
3年1組の○○だそうだ。
あいつは確か俺を付け回していて目が合うとにたにたという表情をしていてとても気味が悪い。
実際家の近くまで着いてきていた。
十四松「ぼくが松野先生に関わるのをみて嫉妬したらしい……」
一松「だったらおそ松達も虐められるんじゃ?」
十四松「ぼくが泣き虫だって事を知って泣いてる姿を見るのが趣味だからぼくだけを虐めてるんだって……」
なんだそれ。気色悪い趣味だな。
一松「今日は保健室に居てて。担任の先生には俺が何とか言っとくよ。」
俺がそう言ったからか、十四松は子犬のようにわんわんと泣き出した
十四松「うっうわぁぁぁぁん辛いよぉぉかなしいよぉおおお」
思った以上に泣いていて俺はビックリした。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが2回繰り返された。
それとチャイムと同時におそ松達が保健室にやってきた
おそ松「ねぇ十四松いなかったんだけどー十四松だけサボりとかずるいよ〜」
と、おそ松達は十四松の方を見ると驚いた。
いつもは元気な十四松が泣いているのだ
おそ松達「じゅ、十四松!?大丈夫(か)?」
十四松は俺の所へ来た。
十四松「ぐすっうっまづの先生〜」
おそ松達はぽかーんとしている。
おそ松達はさっきより焦っている。
トド松「あ、ああ、あ、あ、ああえ、な、ん、え?」
チョロ松「え。じゅじゅじゅうしまつつえっどうしよう」
カラ松「じゅじゅじゅじゅじゅうしまつおおおおおおおちつけえええ」
おそ松「おちついて。十四松おちついて十四松ねねねねね」
このカオスな状況に笑わない者なんて居ないのだ。
十四松は思わず笑ってしまった。
十四松「ぷっあはははははなにいってるの〜あはは」
おそ松達は顔を上げ、こう呟いた。
「成功したか?焦る作戦!」
成功?もしかしておそ松達は十四松を笑わせる為にわざと焦る演技をしたのか…普段泣かない十四松が
心配なんだろうな。とにかく3年1組の○○は許さない
一松「アンタらこの話よく聞いててね?」
と俺は言うとおそ松達は真剣な顔をしてなんだ?
と、言った。
一松「十四松は虐められている。」
そう俺が言うとおそ松達は異様にびっくりしていた
一松「3年1組の○○と言うやつなんだが。」
おそ松「俺そいつとさっきまで遊んでたよ?」
チョロ松、カラ松、トド松は頷いた
十四松はびっくりした
十四松「えっ?」
丁度その頃○○は怪我をして保健室に向かっている。
ガラッ
○○「怪我しましたー 」
十四松「?!」
○○も十四松と同じ反応をしていた。
おそ松達は咄嗟に
○○はびっくりした。
○○「?!何でそんなこと言うんだよ!おそ松達……俺らは友達だよな?……」
おそ松「は?十四松虐めたくせに何言ってんの?」
カラ松「俺の拳が元気になってきたぜぇ?」
チョロ松「○○。気安く話しかけるな。」
トド松「えーウケる〜写真撮っとこ〜」
○○は勝手に絆創膏を取って戻って行った。
おそ松「十四松……俺気づいてやれないでごめん」
そうおそ松が言うと他の松も
と言った。
十四松は「いやいや!大丈夫だよ!」
と言ったがおそ松達が「自分たちの責任だから…」
と言うと
おそ松「今日は先生に早退したいって言ってくるよ」
そう言うと他の松も「賛成!」と言った。
一松「まぁいっか。5つ子の笑顔が見れるなら。」
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