今日の学校は早く終わった。
自分は何時もと同じように咲愛と帰った。
何気ない話を毎日話してくれる。正直面白いし、楽しかった。
でも、何時からだろう_____この汚れる事も無い絆が簡単に契れた日は_______
横断歩道前。青になった。
「優衣」此処で曲がるから…
その言葉を言った瞬間______咲愛は自分を突き飛ばした。
「咲愛」危ないッ!
突き飛ばされる前にそんな言葉を言った気がする。
その後、咲愛から物凄い騒音がした。
振り返ってみると_____咲愛が二度目見たことのある紅い血を頭から出ていた。
その瞬間言葉を無くした。ふと、轢いた運転手の顔を見ていると。
何でだろう…見たことのある顔だ。
そういや、兄を轢いたのも同じ車の番号だった。
その車は逃げた。自分は怒りのあまり追い掛けた。
やっと、追い詰めた。
やっぱり_______
その顔の仮面は
母だった。
分かった瞬間、そこに落ちている鉄パイプを片手に
その知っている顔に腕を上げ、下げた______
翌日
昨日は良く眠れた。
前までの怒りが歓楽に満ちている。
「優衣」さて、二人のお墓参り行こうかな。
そうやって優しく天に声を掛けた。
「女生徒」ねぇ、知ってる?
「女生徒1」何ー?
「女生徒」前の轢き逃げ事件の犯人まだ見つかってないらしいよ!
「女生徒1」マジでヤバくない?
「女生徒」それがね、全然目撃情報が無いからもう亡くなってるらしいよ!
「女生徒1」それじゃあ、その轢き逃げの人の遺体は_____?
「優衣」何処かに埋められてるのかもね
「女生徒」わっ!優衣か~何だ、ビックリした~
人間って本当に馬鹿だな。
その轢き逃げの犯人が自分の母とは知らず、その母を殺したのは自分だと知らず_____
Fin
コメント
2件
(_;´꒳`;):_ とりあえず僕はその母親恨む(´◉ᾥ◉`)