ガチャ
??「あ、きりやん。勝手に外へ出るな」
kr「…ごめんなさい。」
kn「ま、まあまあ…」
??「…きんときは優しすぎるだろ」
kn「でも初めて来たんだよ?優しくしないでどうするの」
と、きんときと緑色のネクタイをしている彼が少し言い合っていた。
その時に、水色のネクタイの人…Nakamuに声をかけられた。
nk「…多分言い合い長引くしきりやんの部屋連れていくね」
kr「あ、ありがとう…」
そう言って、彼は静かにドアを開け一緒に外へでた。
外へ出てから、彼は一言も話さず、少し怖い雰囲気を出しながら前へと進んでいく。
…この人は苦手かもな…。
ある扉を開けると、その先にはたくさんの人がいた。
kr「っ、」
急に沢山の人から視線を向けられ、怖くなり後ずさってしまった。
nk「…来て」
と、彼は無理やり俺の腕を引っ張る。
kr「…ゃ…だ。」
nk「…慣れなきゃダメなの。」
そう言って、沢山の人がいる中、ズカズカと真ん中を通っていく。
周りの人はみんな、「お疲れ様です」と、真ん中の道を開け、緑色のネクタイをしている彼に向けていたようにお辞儀をする。
…この人も偉い人なの…?
少し歩くと、ある部屋をコンコンとノックをした。
nk「…スマイル。Nakamu」
少し間が空くと、扉がゆっくりと開いた。
ガチャ…
sm「…どうしたんですか?」
nk「中入っていい?」
sm「…どうぞ。」
と、彼は少しだけ開けていた扉を大きく開けた。
nk「お邪魔します。」
kr「…お、お邪魔します…。」
バタン…。
部屋の中に入ると、本が沢山置いてあった。
nk「今日から同じ部屋になるきりやんだよ」
sm「…えぇ…。一人部屋だって話だったじゃん。」
nk「シャケが拾ってきたんだもん。しょーがない。」
そんな会話を目の前でされて、俺はすごく気まずかった。
…俺はここに居てはいけない存在なんじゃないだろうか…?
nk「…きりやん。彼はスマイル。」
「今日から同じ部屋になる人だよ。仕事内容が同じだったら常に行動を共にするから仲良くしてね」
kr「…うん。」
nk「それじゃ。俺はシャケの部屋に戻るから、スマイル色々よろしくな」
sm「分かったよ。またな」
nk「うん。また」
彼は俺に手を振って部屋から出た。
同じ部屋の彼から視線を感じるけど、怖くてずっと扉の方に体をむけ、下を向いていた。
すると
sm「…部屋の説明するな」
と、優しく声をかけてくれた。
kr「あ、ありがとう…。」
彼はこの部屋の共同スペース、ベットなどを全体のことを説明してくれた。
sm「トイレと風呂はここ」
kr「うん」
sm「…こんなもんだろ。なんか質問ある?」
kr「一旦大丈夫…かな」
sm「ん」
そういうと、彼はソファーへと座り、手招きをした。
ポス
sm「俺はスマイル。18歳。多分年齢はこの組織の中で1番下。俺は主に麻薬関連やってるけどきりやんは何をするの?」
kr「ぁえっと、俺はきりやん。歳は…。」
俺がそこで言葉に詰まってしまった。
声を出さなきゃ、出さなきゃと思うほど自分の声は中々思うように出なかった。
sm「…言いたくないならいいよ。強制したい訳じゃない」
と、優しい言葉を投げかけてくれた。
kr「…ありがとう。」
sm「やることは俺と一緒?」
kr「…分かんない。というか、麻薬って犯罪じゃないの…?」
sm「…は…?」
…俺はなにかおかしいことを言ったのだろうか…?
すごく驚いたように目を開けてこちらを見ている。
sm「…何も聞いてないの?」
kr「うん。」
そういうと、彼は大きなため息をつき「ボスの所へ行こう」と立ち上がった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!