「おい」なんか、声が聞こえる。後ろから。逃げていいかな?なんだか、廊下を通ってたら話しかけられた(?)
だけなのだ。振り向くの面倒だなぁ。
「逃げよう思ったか?一様、結界を張っているぞ?」
「その結界、簡単に壊せるんだけどね・・・(ボソッ)」
「?なにか行ったか?」
「いえなにも?(言ったけどね〜。)で、なんのようですか?セイ・サンフラワー」
後ろからついてきているのはお見通しだ。よく兄にストーカーされてたっけ。
「なぜわかった?ネフィラ・フローリア」ふわぁぁ。夜だしそろそろ寝たいんだけど。
「そりゃあ、幼い頃から兄や姉につけられていましたから」
「・・・は?!いいのかそれは?!」
「別にいいですよ?隠遁者で見えなくなればいいですから」
(魔力がかなり食われる隠遁者を・・・さすが、魔術の才があるとか言われてるのは納得できる・・・)
「あ、あと思い出しましたが、射撃場にもいましたよね。」
(バレてたのか。じゃあ要件は一つだ)
「ネフィラ。セイと呼んでくれたらいいのだが、注意してほしいことがある。」
「何でしょう?人前であの火球をするな以外になにか?」
「それもそうだが、魔力は極力小さくしたほうがいいだろう。次の授業は測定と聞いていたのでな」
「あ、たしかにそうですね。ミジンコレベルにまで圧縮してみます」
「あ、あぁ。そうするといい。あと余り、高位魔術の話(やり手が少ない魔術の話)をやっているというのも良くないと思う。」
「わかりました。では」
「あぁ。くれぐれも気をつけろよ」
「もちろんですよ」
そういって自室へ戻る。その時もその時で、兄のライトが盗み聞きしているのにも気づいていたが、忘れておいた。
「ぐぬぬ・・・。セイ、なんでネフィラと話して、、、。もしかして狙ってる?!めっちゃ仲いい?!え・・・もしかして、オレいらない子?!」そんなこと思っていたのは知る由もなかった二人であった。
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