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あの後は、空ちゃんがしのぶちゃん達を呼んでくれたので無一郎くんは一命を取り留めた
そして今は蝶屋敷で眠っている
し「一命は取り留めたとしても、とても危ない状況です、もしかしたら後遺症が残るかもしれませんが…」
雪「…私のせいで…有一郎くんは死んで、無一郎くんもこんな状態で……」
し「雪菜さんは悪くありませんよ、あなたがいなければ2人とも死んでいたかもしれません、だとしたらこの子が生きているのはあなたのおかげなんです」
雪「…そうだよね、こんなとこでいじけてちゃダメだよね」
ギュ
私は無一郎くんの手を握って神に願った
雪「…どうか…どうかお助け下さい」
ピク
雪「…無一郎くん!聞こえる?」
し「!動かないでください」
そう言ってしのぶちゃんは無一郎くんの脈が正常に動いているか確認した
し「…問題ないですね」
ホッ
私は安心して胸をなでおろした
無「…あの、あなた達は誰ですか?」
雪「…………え?」
まさか目覚めて一言目がこの言葉だとは思ってもいなかった
し「……記憶喪失ですか、あまりにも衝撃的だったのですね」
雪「じ、自分の名前は?」
無「…わからない」
雪「……っ…あなたの名前はね、無一郎、時透無一郎っていうのよ」
無「無一郎…」
雪「そう、それで私の名前が浅野雪菜」
無「雪菜」
雪「…そうだよ、雪菜だよ」
し「雪菜さん、気持ちはわかりますが、記憶を思い出させようとするのならゆっくりの方がいいです、あまり脳を刺激させない方が良いので」
雪「わかった」
無一郎視点
目が覚めた
身体中が痛かった
どうしてこうなったのか、何も覚えていなかった
今まであったことは全て、忘れてしまっていた
そして目の前には僕を抱きしめながら泣いている女性がいた
なんだか見覚えのあるようなないような、でも忘れてはいけない人だったような気がした
あれ、僕には他にも忘れてはいけない人が…誰だ?
無「う”っ…」
僕は意識を手放した
雪菜視点
雪「無一郎くん?」
し「大丈夫意識を飛ばして眠っているだけです、きっと何かを思い出そうと必死だったのですね、脳を使いすぎてしまっています」
し「この子はうちの屋敷で預かりますね」
雪「あ~、実は無一郎くんはあまね様が…」
私はこれまでの経緯をしのぶちゃんに説明した
し「…そうなのですか、でしたら1度あまね様へ聞いてみた方がいいですね」
し「…しかしこの子が始まりの呼吸の剣士の子孫だなんて」
雪「驚いたよね」
し「きっと強くなりますよ、鬼殺隊員にするんですよね?」
雪「無一郎くんはすごい興味を示してたから多分、記憶がなくなっとゃってるからわからないけど」
し「きっとすぐ思い出しますよ、それとこれからもあなたが支えになってあげてください」
雪「うん…そうだね、じゃあ私はあまね様へ伝えてくるね」
し「わかりました」
雪「しのぶちゃん色々ありがとうね」
し「いえいえ」
いつも終わり方が汚い