この作品はいかがでしたか?
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shaside.
sha「じゃあ、レッスンを始めよう」
nk「うん!今日は何をするの?」
sha「今日はとりあえず、オリ曲の音取りを完璧にしてもらおうと思う」
sha「そこから時間があったらパート分けもしちゃおう」
nk「了解!頑張ろうね!」
✧• ───── ✾ ───── •✧
sha「……今の音、半音低い」
nk「え……ホント?ごめんね」
sha「謝らなくていいから、早くできるようにしろ」
nk「うん……頑張るね」
nk「〜〜〜〜〜♪」
sha「…………もう、失敗したくない……」
……Nakamuも、きっとあいつらと同じなんだ……
きっと失敗したら、きっと……
『────調子乗ってるからだよ』
『────所詮こんなもんか』
……純粋に最高のアイドルを目指すNakamuが、憎らしいのに羨ましくて仕方がない。
きっとNakamuは、オレなんかとユニットを組まなくたって、1人でも十分ファンのみんなに愛されるアイドルになれるだろう。
心からアイドルが好きで、一生懸命で。
オレなんかとは、大違いだ……
sha「…………っ………」
kn「…………?」
✧• ───── ✾ ───── •✧
nk「シャークん!音取りできたよ!聞いてもらえるかな……?」
sha「あ……ああ。聞く」
nk「〜〜〜〜〜〜♪…………」
sha「……うん。だいぶ良くなってる。でもまだ完璧じゃないところもあるから、確認しとけ」
nk「うん!ありがとう!」
sha「……今日はもう終わりにしよう。明日パート分けして歌ってみよう」
nk「了解!」
sha「オレ、この後用事あるから先に帰るな。」
nk「うん!じゃあね!お疲れ様」
……絶対に、失敗できない。
もう、みんなをガッカリさせたくない……
sha「……全部、完璧にしなきゃ」
✧• ───── ✾ ───── •✧
nkside.
kn「Nakamu、レッスンお疲れ様」
nk「あ……うん!……ねぇ、あのさ、シャークんのこと」
kn「あ、やっぱり思った?なんか、焦ってる感じするよね」
nk「うん……ライブまであと5ヶ月しかないから、焦るのは分かるんだけど……なんか……こう……」
kn「……うんうん」
nk「……前に社長からオリ曲のライブの話をもらった時、シャークんが『失敗しないように』って言ってて……なにか……あったのかな」
kn「……シャークんは長いことアイドルとして活動してるし、過去のステージで失敗しちゃった経験があるのかもね」
kn「……俺はね、シャークんは焦ってるのもそうだけど、きっと何かに怯えてるのかなって感じがするなぁって思うんだ」
nk「……それ!オレが言いたかったの、そういうこと!スッキリした〜!」
kn「それなら良かったwとにかく、シャークんのことはよく見ておくから。Nakamuも、ちゃんと寄り添ってあげて」
nk「うん。ありがとう」
kn「いいえ〜。じゃあ、帰って音取り手伝ってあげるよ」
nk「いいの!?やった〜!ありがとうきんとき!」
シャークん、1人で抱え込まないでね。
オレがいつでも、話聞いて安心させてあげるから。
オレがいるから、大丈夫だよ。
コメント
13件
イケメンネケメ.... 🎤さん2人の支えになってあげてくれ...!
もう……きんさんにも心開いてないんか……
きんさんないす!! 私も、そんな感じのこと言いたかったぁぁぁ〜(((