僕は人々に誘われ、無理やり居酒屋に連れてこられた…今日はハーフタイム,デーらしい…ハーフタイムデー、それは一年の半分が過ぎ、あと半分しかないと言うこと…つまり、これまでの事を思い出してみようなんて話に僕は巻き込まれた…
(いやぁ…この半年で成長した!!)
(そうだよなぁ~!)
なんて酔っぱらいの話を真顔で聞いて、あ~そ~だね~なんて答えてやっていたら…ある客に目をやる
(……拙者は本当に今日は遠慮しとくのでござる…)(ッ)
(お前は…)
(お主は、大地のそれぞれの匂いが沢山する…それに、この匂いは…)
(その喋り方…その髪の毛…お前…楓原家?)
(そうであるが、お主こそ…とても覚えのある匂いが…)
(え…と…僕は放浪者で、旅人からは○○と呼ばれてる、なんて呼んでも構わないよ)
(なら、放浪者殿と呼ぶでござる、あ、拙者が万葉、楓原万葉と申す、今は四方を彷徨う浪人でござる、 )
(へぇ…)
なんて話してたら、万葉の後に人がいて、後ろから酒をおもいっきり飲まされていた、万葉はそのまま僕の方向に倒れる
(ちょ!?)
完全に意識がない、酒に弱いのか?
(とりあえず…彼を……家わからないし僕も家と言う家ではないし、宿に寝かすか…)
そんなことを言って、宿に万葉を寝かす…
(ん~…拙者は猫ではないでござるよぉ~…)
(まったく、僕の前でこんな隙をみせて寝るなんて…)
そんなことを思いつつ、見ていると
(ぅ、)
万葉の目からは涙が溢れ、魘されている、悪夢を見ているのか…そんなことを思いつつ、涙を拭いて、よ~くみていると…自然となぜか、
(本当に丹羽に似てる、正直ずっと一緒に…、何言ってるんだよ…そんな資格…僕に……ない…)
そんなことを思っていた、僕も少し酒飲まされたし、酔ってるのかななんて思いつつ、万葉の顔に触れようとした時、手が捕まって、ベットに押し倒される、
(わ!?)
(ふむ、やはり、お主は拙者について何か思っておるのでござるな…)
(ェ,ァ,その、)
(拙者と話すとき、もしくは近くなる時、お主の鼓動が速くなっている…何かあるのでござるか?)
(その、ちが…くはないけど…)
(まぁ良いでござる…でも、何しようとしてたのであるか?)
(あ…その…涙拭こうと…)
そんなことを言って…顔をそらした、正直彼の喋り方、性格、姿を見ていると丹羽に似て、少し泣きたい気持ちになる…
(…こっちを向いてはくれぬか?)
(ん?)
そんなことを言われて、振り返ると、突然キスをされる、
(ン,ゥ、ッ,)
(ン,フ,ゥ,)
長くキスが続き、息が切れて意識が朦朧としてくる…体は熱くなってきてるのに、舌も絡み付いてきて…ボーとする…
(ん、カズ、ハ、)
(プハァ,なんでござるか、放浪者殿)
(ハァ,ハァ,何、飲ましたの)
(媚薬でござる)
(そん、な、ハァ,ハァ,満面な笑みで言われて…も…)
万葉はまたベットに押さえつけ、僕の服を乱していく、媚薬のせいか、キスのせいか、頭がボーとして、力が出ない…
(ま…て…かず、はぁ、)
(そんな声で言われたら、余計に我慢できないでござるよ…放浪者殿)
(ンァ,ン,)
乳首を刺激され、余計に敏感になっているのがわかる、嫌でも声が出て、喘いでしまうから、恥ずかしい…
(綺麗でござるな)
(そんな…こと…言っても…はずかしい…から…)
(そこも含めて好きでござるよ )
(ま…てぇ…ン,ツゥ,ンン、カ、ズハァ、)
余計に爪で軽く刺激され、快楽が押し寄せてくる…そんなことを感じていると、万葉の指が僕の中に入ってくる…
(ン,アァ!?♡)
(ん、最初だから結構キツいでござるな、)
(やめ、ンン…)
(痛いのは嫌であろう、濡らしておかないと後々キツくなるでござるよ、)
どんどん中に入ってきて、ぐちゃぐちゃと音がなる、
(ン,ァ、ハァハァ,やめ、ンン!?)
(ここが良いところのようであるな、)
(ア、ンン!?♡)
(ふふ、可愛いでござるよ、放浪者殿)
(ハァ,ハァ,)
息を整えていると、万葉の性器が僕の中に入れられる
(ン,ガァ!?♡)
(ん、暖かくて…ぬるぬる絡み付いてきて気持ち、良い…)
(ン,ッ、万葉…はげ、し…)
彼は、何処か優しいような、激しく腰を打ち付けてくる、激しいのに体を痛くさせないような…痛くしないような激しさ、丁度良いリズムで…尚更快楽が混ざって…
(ハ,ハ,ン,ッ,ガチデ,オカシク,ナル,)
(なってしまえば良いでござるよ…)
耳元で囁かれ、体がゾクッと来る、一気に体の力がぬけ、快楽だけが押し寄せてくる、
(んン,ァ、ッ,)
(放浪者殿、好きでござるよ)
(ン,僕…も、)
(ッ,そらそろ限界であるな…)
(中に出しても良いよ…限界なんでしょ…ッ,)
(ん、ダメでござるよ、お腹痛くなったら後々お主が大変になるであろう…もっと自分を大切にしてほしいでござる)
(いいから、)
(…、わかったでござる、ただ、お腹痛くなったら教えるでござるよ)
(ウ,ン,)
(ッ,)
(ン,ゥ、アァ!?)
一緒にイク、人生で初めてやった…
(すまぬ、痛くなかったであるか、)
(だから、平気だって…)
こんな話をヤッた後に話す、本当に優しい人だ、旅人より優しい奴がいるなんて思わなかった…でも、
(万葉は僕に怒りはないの?)
(?)
(いろいろ…僕のこと…イラついて…ないの?)
(……お主が悪いことをしたとして…拙者はお主を傷つけるつもりはないでござるよ、)
(…、でも…)
(どうしても、気にするなら、拙者と共に生きてほしい)
(え?)
(共に歩み、旅の中で反省しつつ、ずっと忘れないで…)
(そう…だね…)
ある意味拷問だけど、それと同時になぜか嬉しさがあった、きっと、一緒にいられることが…嬉しいんだって…そう…思えた…