ky「はー…はー… 」
その場でぐたっと倒れ込んだ。
不足だった酸素を飲み込むように取り入れる。
hr「…何が望みかな?」
ht「fj」
にっこりとした笑顔だけど、奥底にある怒りが隠しきれていない。
fj「特に何も?」
hr「だったら、帰ってくれない?」
hr「はっきりいって邪魔なんだよね」
fj「…」
fjは、俺らの元に徐々に近づく。
hrに抱きつかれ、俺は全く動けずにいた。
fj「離してって言ったよね?」
ht「なんで?」
ky「ひ…hrさ、、ま」
ky「苦し…い」
hr「…」
hr「は…?笑、何?」
hr「2人とも、俺が悪者みたいな扱いしてさ」
声が震えている。
hr「おもんな…笑」
hr「…なんかもういいわ」
hrは、涙目のまま部屋を出ていった。
ky「あ、、あの!hrさ…!!」
fj「いいよ。ky」
fj「あーするのが正解だから」
ky「…良かったんですか?」
fj「ときどきあーなっちゃうの、あいつは」
ky「…」
fj「…」
fj「もう寝ろ、あいつの事はいいから」
ky「で、でも…」
fj「いいから!!」
fjの力強い言葉に心臓が大きく跳ねる。
fj「お前みたいな役立たずが、俺らの関係に口出してくるな!!!」
ky「っ…!?」
fj「…」
数秒間、その場が静まり返る。
fj「…」
fj「…もう俺寝るから」
そういうと、fjは部屋から出ていった。
ky「…」
『お前みたいな”役立たず”が、俺らの関係に口出してくるな!!!』
先程のfjの発言に心が揺さぶっている。
ky(…)
ky(役立たず…か)
…
…俺は、ただの執事だ。
執事かどうかもわからない、この館の使用人。
最低限の仕事内容が、俺の役目。
「役に立っている」とは、自分でも思ったことなんてない。
ky(…でも)
ky(せめて何か…小さなことでも…)
ky(機嫌を和らげることは、できないのかな…)
その場で座り込んだ。
目をこすって、涙が出るのを必死に誤魔化す。
hrを泣かせて不自由にさせてしまったこと、
fjを怒らせてしまったこと、
俺が役たたずなのも、
ky(全部…)
ky(俺の…せい?)
精神がすかみながらも、なんとかその日は就寝した。
なるべく2人と出会わないようにして、廊下の掃除をしていると…
コメント
2件
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!嬉しい!続きありがとうございます!!これは…kyのせいなのか…? 遅れてすみません
続き待ってました!! 主さんのペースで作ってってくれたら嬉しいです!!!