あたしの名前は井上柚乃(いのうえゆの)
13歳の中学二年生。遊ぶことと食べることが好き!
そして最大の特徴が…あたしは、ストーカーをしていることだ!
今、犯罪者って思ったでしょー⁇のーのー、あたしは善意でやってるのよ!
あたしの母は仕事が忙しいの。だから、あたしが手伝ってあげてるの。なんの仕事かは知らないけどね。
父はいない。昔っから女手1人で育ててきてくれたからね!つまりあたしは養子ってわけ。今更なんとも思わないけどね!
…なんて、明るい自己紹介はしてみたものの。あたしはうすうす勘付いていた。
柚乃:ねえ、また引越し〜?
柚乃の母:ごめんなさいね、また転勤になっちゃって。
(明らかにおかしい。転勤ばっかり…まだここにきて1ヶ月経ったか経ってないか…くらいなのに。それも何回目よ!絶対に怪しい仕事よ…!)
柚乃:母はなんの仕事してるのー?
柚乃の母:いつも言ってるでしょう。それは内緒。
柚乃:どうしてー?
柚乃の母:…次のお家についてお話ししなくちゃいけないから、待ってなさい。
柚乃:はーい…
(怪しい…怪しすぎるわ!)
柚乃の母:今日はあの人を追いかけてね。
柚乃:はーい
(この人を追いかけた後、母を追いかけて…何をしているのか特定してやるわ!)
ヒクラトミオ 46歳 男
6:28 起床
6:40 朝食
6:54 歯磨き
7:12 パソコンで何かしていたわ。
8:00 出勤
.
.
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柚乃の母:お疲れ様。柚乃ちゃん。今日は早く寝なさい。明日も学校だからね。
柚乃:はーい。
柚乃:…あたしだって少しくらい夜遊びしたいわ!
窓があれば逃げ出せるもの!
柚乃:飛び出してきたものの…どこに行けば…
…そりゃあのヒクラトミオの家か…
(…!母…いた…!)
(一体何を…!?)
柚乃:…え?
柚乃:赤…真っ赤…なんで
ヒクラトミオはさっきまで…生き…て…
柚乃の母:あら、着いてきちゃったのね。
柚乃:あ…
柚乃の母:…あなたは優秀だったんだけれど…仕事に付き合ってくれてありがとうね。
柚乃:ねぇ、何…どういうこと…なんで。その、銃…が…ねぇ…
柚乃の母:殺し屋は…嫌い?
柚乃:え…
柚乃の母:ふふ…なんでもないわ。まぁ、どうせそろそろ消えてもらうつもりだったし。
(母が殺し屋だったなんて…嘘…私は、共…犯…?)
柚乃の母:私は長話は好きじゃないの。さっさと片付けちゃいましょ。
バンッ
柚乃:や…ゔっ…!ぐ…
柚乃の母:次の子は使えるかしら。
あら、…もう抗っても意味がないのに…無様な女。
(あたしがもらっていた愛情は偽物だったのね…)
柚乃:あ…あたし、が…生まれ変わる…こと、がっ…できたら、あんたを…あんたを…ころ…し…
柚乃の母:…できるならね。まぁ、いい言葉だと思うわ。女は返り血を浴びて、赤く染まるその瞬間が1番輝けるのよ…
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