「おはようございますー!」
「おはようございます、剣持さん!」
僕がスタジオに行くと、社長が先に着いていて、後から甲斐田くん、ふわっちの順で全員が揃った。
待っている間に僕が学校の課題をしていたら、甲斐田くんが「まだ終わってないのぉーー??」などと煽ってきたので、一発殴ってやろう、と思っていたらふわっちが来た。
全員が揃ったので、地獄の収録が始まった。
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「木10!ろふまお塾、次回もお楽しみに〜!」
「はい、OKです👌」
「はぁぁぁ…………疲れたぁ……」
「甲斐田さん疲れすぎ…wどれだけ体力無いんですかw」
「社長がゴリラなだけだってぇ……」
「は……?」
「甲斐田死んだな…今までありがとうな…!」
「甲斐田くん、ありがとうごさいました!」
「あんまり悲しんで無くね!?なんなら喜んでない!?」
「wwwww」
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「ただいまぁー」
僕は少し大変だけどこの日常が好きだ。
毎日がものすごく楽しい。
ずっとこのままでいたい。
でも、この人たちは“寿命”があるんだ。
この人たちは、いつかは居なくなっちゃう。
寂しいなぁ。
悲しいなぁ。
嫌だなぁ。
「僕が死ぬ時はみんなで仲良く死にたいなぁ……」
叶うはずの無い事を呟いたはずなのに
本当に僕は死ねないんだろうか、と
心のどこかで期待している自分がいる。
いっその事誰かが
「僕を殺してくれないかなぁ……w」
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