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「次は何の依頼をしよう?」
「ん〜これとか?」
「真夜中の依頼?」
最近真夜中になると誰かが庭をうろついています。
とても怖くて顔も見ていません。
誰かどうにかして欲しいです。
二レス山地にて
「また…遠い場所だね..二レス山地..」
「早く行こうぜ!」
「張り切ってるねー」
「馬車は楽だね〜」
「冒険者さん達、着いたぞ。」
「ありがとうございました。」
「ここの家かな?」
「こんな場所の一軒家で本当に来てるのか?」
「依頼なんだし、多分あるよ。」
「お邪魔します。依頼の場所はここですか?」
「あぁ、どうもそうですね。真夜中に誰かが来るんですよ!いつもいつも…本当に…」
真夜中になるまでここで過ごした。
「おーい、みんな起きてー」
「あっ、寝てたわ…」
ガタン..
「…外に行ってみよう..」
「静かに行きましょうか。」
恐る恐る玄関を開けて周りを見た。
「..?誰も居ない…?」
「そっちはどう?シルク?」
「..あれ?どこに行ったの..?」
「みんなー!?」
サッ…
「!?誰だ!」
「居ない..?」
服が突然後ろに引っ張られた!
「うわっ!?」
「透明だ..!」
急に意識が飛んだ…
「あれ…ここは? 」
「ネマ..気がついたか…」
「ここ牢屋..?」
「うん。急に意識が飛んじゃって、みんなここに連れてこられたみたい…」
「みんな同じのようですね。」
「この鉄格子、壊せないの?」
「ダメだ..何故か魔法が使えないんだ。」
「..?どういうこと..?」
「魔法..使ってみろ…」
フッ…
「魔素が消えた..?」
「何かしらの結界とか魔法がかけられてるかもしれないよ。」
「みんな魔法使いだから…ね.. 」
「どうすることも出来ねぇって訳だ。」
「おい、そこの魔法学校4人組、来い。」
「誰だコイツ…」
「どこかで見たことがあるような服装…」
「早く来い。」
ガチャ…
「このカプセルに入れ。」
「これって…5年前の時の..」
「だよな…」
「何それ?」
「何を言っている。早く入れ。」
「今魔法使える..?」
「…使えねぇな。」
「殴る..?」
「殴ってどうにか出来るのかよ..?」
「え?何の話なの?」
「何の話でしょう…」
「とにかく強行突破だ!」
「おい!待て!」
「ちょっと!なんなの急に!?」
「このカプセルはな!魔素を吸うんだ!」
「5年前にその事件があったんだよ!ネマが被害者だ!」
「この施設は闇の組織だな!」
「とにかく!今は魔法が使えないから走って逃げるしかない!」
緊急事態発生!逃走者4名発見!直ちに捕らえよ!
「あ!魔法使える! 」
「本当だ!シルク!壁を開けてくれ!」
「うん。ちょっと待ってて。」
「よし!脱出成こ…」
「まだ施設内だった… 」
「まぁ小さくないもんな。」
「居たぞ!逃走者だ!」
「ネルト!」
「うわっ、何これ!網!?」
「絡まって動きづらい…」
「シールドスラッシュ! 」
「シルク!どんどん壁を開けて!」
「うん..!」
「逃走者が逃げるぞ!追え!」
「光だ!走れえええ!!」
グサッ…
「あ…」
「シルク!!」
「また会ったな。チビ!!」
「おい、何であいつ…生きてるんだよ!?」
「ちゃんと死体見つけれたか?見つけれるわけねぇよな!あの時は少しヤバかったぜ。」
「ギリギリで回避したんだよ。」
「シールド…」
「おっと、動くとコイツを刺し殺す。」
「魔素を少しでも出しても殺す。」
「大人しく捕まるんだな。」
「どうする..ネマ..?」
「大人しくするしか..選択はないんじゃない..?」
「そう..だよね…」
「分かった。大人しくする。だからシルクを離してもらおう。」
「手間が省けて助かるよ…こいつらを連れてけ。」
「…今から..一緒に行こうか。」
「あ?何言ってるんだ。」
「…!やめろ!!」
シルクに刺さっている棘が大きく伸びて奴のみぞおちに当たった。
「あ…あ…」
「早く…行ってね…後悔なんてないから…」
「隊長!大丈夫ですか!?隊長!返事をして下さい!」
「クソッ!コイツらを殺せ!隊長の仇だ!」
「..逃げるぞ!!」