まじでなんとか間に合った
バレンタインネタです
白露×露です
付き合ってないです
誤字脱字
キャラ崩壊
なんでも許せる人だけどうぞ
そう
今日はバレンタイン
私は今年も作ろうかと考え
何がいいか兄さんに聞きに行くことにした
🇧🇾 兄さん、今いいかしら
後ろから声を掛ける
それと同時に明らかに肩を震わせる
この反応は私だけのものよ
🇷🇺 なんだ…?
声が震えているわ
いつもこうね
まあ、其処が可愛らしいのだけれども
🇧🇾 今年のチョコ、何が嬉しいかしら?
そう、言うと貴方は若干顔を顰めて
少し間をおいて、
覚悟を決めたかのように言う
🇷🇺 チョコとか…そういうの、もうやめてくれよ
彼は苦笑いしながら言う
彼はまた口を開いた
🇷🇺 それに、俺等ただの兄弟だろ…?
少し声は震えている
恋人みたいに振る舞うのももうやめてくれ
とも付け足された
🇧🇾 ……わかったわ、これが最後にする
そう述べた、
彼はマカロンが食べたいらしい
その話を聞いて急いで材料を買いに行った
帰り道、私は彼に言われたことを思い出す
思い返すだけで泣きそうになってしまう
しかし私だって国なのだ
こんなことで泣いてはいられない
🇧🇾 …切り替えなければ、
目に溜まっているものを袖で拭い
両頬を両手で軽く叩き
気持ちをリフレッシュした
そのまま、足早に家へと帰った
帰って早速マカロン作りに取り掛かった
今までも沢山練習をしてきたからだろうか
案外作ることはできた
できる限り分量通りにすることが大切だと
心の底から実感させてもらった
あとはそう、
包装だけ、というところまで来た
嗚呼
これを箱に入れて
彼に渡せば
私の気持ちの全てが終わる
🇧🇾 …あんまりだわ、
何が悪かったのかしら
私、
兄さんに好かれるように沢山頑張ったのに
お菓子作りも沢山練習したのに
私には何かが足りなかったらしい
🇧🇾 もしも兄弟じゃなくて…
他人として、幼馴染として、
そう生まれていたなら
きっと付き合えていたのだろうか?
答えはきっと…
いえ、
もしものことなんて考えるべきじゃない
今は、最後まで兄さんが喜んでくれるように
包装して、渡す
🇧🇾 …ふぅ
気持ちを少しでも落ち着かせ
ゆっくりと一つの箱にマカロンを詰めていく
嗚呼
さようなら、
私の恋心
仕方がないのよ
一つ一つ、私の愛情を切り分けて
マカロンを詰めていく
詰め終わる頃には私の目からは涙で溢れていた
諦めないといけないのに
これが最後なのに
そう考えていくとどんどん辛くなる
🇧🇾 …最後ぐらい、笑顔じゃなきゃね
そう呟いて、袖で涙を拭った
その後も
出てくるものをずっとずっと拭い続けた袖は
びしょびしょになっていた
🇧🇾 …兄さん
恐る恐る声を掛ける
もう、拒絶されたくないのだ
🇷🇺 …なんだ?
彼は少し間を開けて此方を向いた
これさえ渡せば、
嗚呼、
やっぱり渡したくない
まだ恋を続けていたい
🇧🇾 こ、これ、
丁寧に箱詰めしたマカロンを貴方に渡す
いや、正確には押し付けるように渡した
🇷🇺 嗚呼…ありがとうな、
やめて
こっちに向けて笑わないでちょうだい
まだ好きでいていいのだと
錯覚してしまう
嗚呼、
愛おしい兄さん
🇧🇾 そ、それじゃあ!
私は逃げるように自分の部屋に戻った
自分のために作った、一つのマカロン
その味はしょっぱいようで、
とても甘かった
コメント
1件
貴方は特別な人、、マカロン素敵な意味ね それよりもロシアが羨ましい、場所変わってほしいぞ