❤️💛💙
「空き教室に連れてきてまで伝えたいことってなに??」
「それはねぇ…”いい作戦”だよ!!」
「いい作戦?」
「そうそう!!」
「どーゆーやつ?」
「えっとねぇ、、俺らが今から恋バナするはずだったでしょ?」
「まぁ、、そうだね」
「その恋バナを若井とするの!」
「な、なんでよ!そんなことしたら好きなのバレちゃう!」
「そこだよ!バレないようにするの!」
「たとえば?」
「んーとね、かっこいいとか、サッカーが上手とか!」
「なるほど、、」
「とりあえず名前は絶対伏せるの!」
「うんうん、」
「で!終盤でドーン!告白です!」
「こ、こくは…告白!?」
「そうそう!」
「どういう経緯で、?」
「えっと、まず、相手の名前は伏せて好きなところを言うでしょ?」
「うん、」
「それで、最後に若井が応援してるね!とか言い出すと思うから、そこで畳み込む!」
「どうやって、、?」
「その人は、いま話してる人でね?とか」
「ほぉ〜、凄いね!元貴!」
「いつまでももどかしい2人見てたら思いついた」
「…でも振られたら?」
「そんなこと恐れたら告白なんてできないよ!がんばるのみ!!応援してるから!」
「…そうだよね!がんばる!!」
「じゃあ、放課後決行ね!」
「放課後って!!もうすぐじゃんっ、」
「頑張れ。」
「うぅ…がんばるけどぉ、、」
放課後…
大丈夫…元貴があんなに作戦を立ててくれたんだ。恐れるな、、大丈夫、落ち着いて…
「…滉斗くん、」
「はいっ!なんですか!?」
「その…今から、ちょっといい、?」
「いいですよ!!」
「じゃあ…そこの空き教室で、、」
「…なんで空き教室?」
「秘密!」
「なんだろ〜、怖いなぁ笑」
「あのね…僕、、好きな人が居るんだ。」
「…え?」
先輩好きな人居たんだ。まぁ、こんなかわいけりゃいるか、、どうせ相手は元貴なんだろうなぁ。応援したいけど、、ちょっと、いや、めちゃくちゃ悔しい、、
「その人はね、かっこよくて、」
聞きたくない。なんでだよ、、今まであんだけアタックしてきたのに。俺の努力は、?報われないの?
「運動神経抜群で…」
「…うん、」
「優しくて…僕のことを分かってくれるんだ、」
やだ…なんで…なんで、、俺は今までなんのために…
「先輩とお似合いじゃないですか、」
「えへ、そうかなぁ」
「応援してますよ、」
「…ありがとう、」
「じゃあ…俺はこれで、」
「待って!」
「…なんですか?気がない俺となんか話してたらその人が嫉妬しちゃいますよ」
「話…聞いて。」
今までにない。真剣な眼差しだった。
「は…い、」
「その人の名前はね」
「…」
「若井滉斗って言うんだ。」
「…は?」
ワカイヒロト?俺の…名前?
「そう。きみだよ。校内巡りの日から…ずっと好きでした。」
「嘘…だろ、」
「…ほんとだよ、」
「俺もッ…好きです…優しいところも、おちゃめなところも…全部、全部…」
「…ぐすっ…よかったぁっ泣 僕、ずっと心配で…泣」
「…断るわけないじゃないですか…俺が今までどんだけアタックしてきたことか…泣」
「泣かないでよッ…笑」
「せんぱ…凉架こそ…」
「名前、、」
「…ちょっと照れるから、普段は涼ちゃん呼びで勘弁してね?笑」
「…もちろんだよ、、ひろと、大好き、」
「俺も!大好き!!世界で1番綺麗だよ!」
「滉斗くんこそ、世界で1番かっこいいよ」
「ありがと♪」
かなーり長い連載でしたが、御愛読ありがとうございました!!!これからもまだまだ未熟な私ですが、よろしくお願いします!
コメント
6件
めっちゃ好きなんですけど!?! 4ねますねこれ、
うぎゃぁぁああぁぁあぁあぁあぁぁあァゐァァアァァァ!!!!!!!!!!最高すぎ!!!!やった!!
よかったぁ~