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浮遊な彼と陰の俺

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浮遊な彼と陰の俺

5 - 第4話 「相談」

♥

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2023年04月06日

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続きです




nk「きんときおはよ〜」


br「おはよぉ」


kn「あ、おはよう。」


br「きんさん、今日も彼女と来たんだね」


kn「…………うん。」


kn「…………俺、これからも、ずっとこうなのかな……?」


kn「本当に好きな人も見つからないまま……

俺を好きになってくれた人を傷つけて……」


nk「きんとき……」


nk「あ、そうだ。今日一緒に昼ごはん食べようよ。話、聞くよ」


br「僕も僕も〜!」


kn「ふたりとも……ありがとう。じゃあ、聞いてもらおうかな」


~昼、屋上にて~


nk、br、kn『いただきまーす!/いただきます』


nk「そうだ。きんとき、話聞くよ」


kn「あ、そうだったね。」


kn「…………俺は、いつも相手の好意を、気持ちを無下にして、傷つけてる……そんな自分が、本当に嫌になってくる。そんなんじゃ、『遊び人』って言われても仕方ないよね」


kn「こんなしょうもないことでずっと悩んでる俺も俺だけどさ」


br「きんさん……優しすぎるよぉ!

僕はね、きんさんの気持ちを大事にしてほしいなって思うよ。」


br「他の人の気持ちを大事にしすぎて、きんさんが苦しくなるのは僕は嫌だな。」


br「あ、こ、これは僕が勝手に思ってるだけだからね!」


kn「ぶるーく……ふふ、ありがとう。

ちょっと……楽になった……かも。」


nk「よかった〜!オレは何も出来てないけど……」


nk「あ、きんときに聞きたいことあったんだ」


kn「ん?なに?」


nk「きんときって、あのスマイルって子のこと、好きじゃないの?」


kn「あの子か……そんなこと、考えたこともなかったけど……」


kn「この間話した時は、面白い子だなぁと思って、今までの女の子たちより、惹かれた……?」


br「ふ〜ん?きんさん、その子のこと好きなんですかぁ〜?」


kn「好きとかではない……と思う。

けど、まだよく分かんない。」


nk「そっか。でも、ゆっくりでいいから。きんときが1番一緒にいたいと思う人を、探しなよ」


kn「うん。ありがとう。

そろそろ授業だし、戻ろっか」


nk、br『うん!』


???「…………」

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