テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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blood（八）

第25話 - 「匂い」

2022年06月15日

#ちょいぐろ

#BL

#R18

#オリジナルキャラクター

ろくがつ

次の日。　加内。

「、、、、」僕にはもう1人気になってる人が、、とは言っても心当たりがない、、でも、、何か、、「心に穴が空いてる様なだ、加内幹部」「、、！？せ、専務！？」「やぁ！！流石のリアクションだね」そう専務はニコニコと笑った。「す、すみません、、何か御用ですか？？」「いや、伝言なんだ狂唖に浜岡町の海沿いを調査する様言って来てくれないか？？」「は、、ハイ、、狂唖さんと何かあったんですか？？」「いやさ、新作のコスメが出たからさ、狂唖の顔で化粧したいって言ったら怒られて、、まぁ、俺もちょっとしつこかったかな〜、、」「ハハ、、それは災難でしたね、、分かりました、お伝えしときますね」「あぁ、、宜しく」

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組織中庭。

「あ、居た」またお花見てる、、「狂唖さん」「、、？？加内、、どうした？？」「、、、、」他に好きな人か、、「、、？？何？？」俺は狂唖さんの顔をジロジロ見たり「いや、、アナタな訳、、」「、、？？」「人の顔ジロジロ見て何の用ですか」そう俺から狂唖さんを離したのは墻音君だった。「か、墻音君」「また仕事サボって何してるんですか」墻音君はそう狂唖さんの顔を覗き込んだ。「んー、、日向ぼっこ、、」「もう、夕方ですけど、、」「で、加内からは何か用」「あ、、忘れてた、、専務から任務命令で狂唖さんに西港の海沿いを調べる様言われました」「、、はぁ、、う、海？？」「は、ハイ、、」「行けと？？今から？？もう5時だぜ？？」「ハイ、調査する用とだけ、、」「それだけ、、？？冗談じゃねぇ」「、、俺が行きます」「は、ハァ？？」狂唖さんは墻音君の方を向いた。「こんな肌寒い中海何てアナタに行かせれる訳ないでしょ、風邪引かれたら困るし、、」「とか言って〜、実はお前も資料作業が面倒臭いだけじゃねぇの〜」「別にそう思ってくれても構いませんけど、、今日は高潮らしいですからね、、俺から専務に言っときますから、、じゃあ」「あ〜あ、、年おり扱いだな〜、全く」「ハハ、墻音君もアナタが心配なんですよ」「ハハ〜、、」

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浜岡町。　遊馬。

「、、遊馬、最近あまり飲まないらしいが、、何かあったのか」そう聞いたのは、一つ年上の、酒井咲久（さかい　さく）だった。「ただの休肝日だ、、それに、酒を飲むと酒が不味くなる話しかしなくなる、、」「お前は元々面白い話をするタイプじゃないだろ、、」「、、それもそうか、、ん」すると、前から、2人の男が歩いてきた。1人は小柄で、もう1人はかなり身長が高く、頬に赤い糸で縫われた跡があった。「後で電話してくださいよ」「わかったよ、にしても小我太って可愛いな〜、、」「、、、、」すると2人は俺たちの横を通り過ぎた。「、、検察の連中だな、、珍しいな、、街に出歩くなんて、、」酒井はそう言った。「、、あぁ、、」「、、どうした遊馬？？」「いや、、匂いが、、」「、、？？匂い、、？？」

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ホテル。　風磨。

『笑わないでよ、、！？俺こんなに会いたいんだよ！？』「ハハww俺も俺も」俺は電話越しで叫ぶ小我太にそう返した。『、、ご飯食べた』「ん？？食べたよ」『お、お風呂は、、』「今から入るよ、小我太もご飯食べた」『、、ん、、』「ハハ、、良かった、、」『風磨、、一緒居たい、、』「ん、、大丈夫、1ヶ月何てあっという間だから」『よく言えるわ、、』「、、もし寂しくなったら俺の棚見てみてね〜」『、、？？棚？？』「今日はダメだよ、後が苦しいからね」『、、わ、分かった、、』「ん、じゃあな」『じゃあ、、』

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組織。　狂唖。

「、、寒、、」そろそろ衣替えしないと、、「て言っても、私服なんてそう着る事ないか〜、、せめてマフラーだけでも、、」「見齧」「、、何だ、咲久か、、」「何だとは何だ」「2人とも見回りご苦労様〜！！寒かったろ！！」「ご苦労様って、、仕事を溜めてるお前の代わりに言ったんだぞ、、今日の当番はお前だろ！！」そう咲久は俺の肩を揺らした。「だ、だって仕事が減らねぇんだよ」「サボってるだけだろ！！」「あ〜もう分かった分かった、翠コイツ本当に声がでかい、、」「、、狂唖、少しいいか？？」「、、？？ハイ？？」すると翠は俺の首の匂いを少し嗅いだ。「、、！？え、何してんの！？」「、、お前じゃないな、、良かった」「、、へ、へぇ、、そっか、、なら良かったわ、、何の話かは知らねぇけど〜」「あぁ、、」「じゃ、失礼〜」俺はそう2人の側を去った。