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(薬屋のひとりごとっていう謎解き面白いので読んで見てください。(突然ですが。))
「お前に用がある。」と七様(父親)から廊下を歩いていると引き留められた。七様は外廷で泊まり込みで働く事が多い為普段は屋敷には居ない。が今日みたいに時々帰ってくるのだ。
「なんでしょうか。」
「お前に縁談が入った。相手は皇弟だ。」
「え。」皇弟───。何故なのだ。昔の茶会で何かあったのではないか。
「え。あの、、。」
「二言はない。明後日縁談して嫁げ。」そうか。この家は採家。名のある家だ。それが皇族に嫁ぐと政治的に有利になる。
「わかりました。」と緑緑は解釈して部屋に戻る。そして、扉に寄りかかるように座った。とつぐ。嫁ぐ。面倒だな。でも断ったら、、、。処刑かもしれない。
「、、、もう少し穏やかに過ごしたかったなぁ、、」結局は良家生まれでも農民生まれでもこの世界はお家の事情だ。
・・・
「こんにちはですぅ。緑緑様。って何しているのですぅ?床で寝転んでぇ。」とユンが緑緑の顔を覗く。
「嫁げと言われました。」と緑緑は寝転びながら言う。
「とうとうですかぁ。お相手は誰ですぅ?」「皇弟です。明後日縁談でこのまま嫁げと。」
「皇弟ですかぁ。いやぁ、私より先に嫁ぐなんてぇ。びっくりですぅ。」
「はい。だから、面倒です。」と緑緑は立ち上がり顔をしかめる。
「ふふ。でもおめでとうございます。ふふふ。」と優男が入ってくる。
「そういえば、グアンさんも結婚してないんですよねぇ。」
「ふふ。私は仕事主義な人間者でしてね。ふふ。」
「そうですかぁ?外廷では警備だけでしょう?」
「それだけではありませんよ。一応これでも副官ですよ。」
「そうでしたねぇ。そういえば。」とユンがあははと笑っている。
「そうだったんですね。」緑緑は初耳だ。まさか副官という程の人とは知らなかった。お偉いさんの警備でいつも外廷に行っていると思ったからだ。
「緑緑様、少しは私を見直しましたか?」
「はい。見直しました。」