アメ日帝です。(地雷の方は回れ右)
NL注意
⚠注意⚠
監禁描写や拘束されている描写があります。
苦手な方はご注意ください。
また、内容はあくまでフィクションです。実在する人物や団体など一切関係ありません。
犯罪行為等を推奨する意図は全くございません。
アメリカ視点
家で待っていてくれる人がいる。
そんな事実だけで、こんなにも人間は簡単に浮かれてしまうのか。いや、念願の大好きな人との記念すべき同棲初日なのだから浮かれるのは当たり前だろう。今日は絶対に早く家に帰らなければ。
フランス「アメリカ、貴方最近会議が終わったらすぐ帰るし、中々実家にも帰ってこないじゃない。一体全体どうしちゃったの?」
アメリカ「ごめんお袋、今日はどうしても譲れないんだ。悪いな。」
フランス「そう…」
お袋が心配そうな顔をするが、今日は絶対に譲れないんだ。だって、彼女が待ってるから。
アメリカ「じゃ、俺は帰る。」
諸国からの視線を背中に受けながら、さっさと会議室を後にした。中国どもはブツブツ文句しか言ってなかったけどな。
元々、親父の影響で色んな国と仲良くすることが多かった。だから仲の良い国も沢山いるし、人付き合いはどちらかと言うと得意だ。金だってあるし、影響力だってトップクラス。だから、彼女には不自由なく生活してほしいんだ。欲しいものはなんでも買ってあげたし、彼女に纏わり付くハエ共は全部駆除した。俺が頑張らないと、今、あの天使を守れるのはおれだけだから。
今日は彼女の好きなものを使用人に作らせよう。食材ならなんでも揃ってるし、アメリカで一番のの料理人にかかれば絶品になるに違いない。
運転手に礼を言い、自分の屋敷へ入る。彼女の部屋は暗かった。どうしたんだろう、電気の付け方、分かんなかったのかな。一人で心細かったよね。
アメリカ「ただいま〜、電気の付け方、分かんなかった?ここのスイッチを押せばいいんだよ。」
電気を付け、一瞬で部屋が明るくなる。彼女はというと部屋の隅でガタガタ震えていて、会話もまともにできそうに無い。
テーブルを見ても、朝食と昼食がそのままで手も付けられてなかった。
日帝「嫌っ、ち、近寄らないで…」
アメリカ「今日は国際会議があったんだ、また中国と喧嘩してさ、親父におこられちゃった。」
日帝「嫌、嫌、やめて!」
アメリカ「そのあとね、カナダ達の提案で、結局代理案が採用されちゃった。俺の案がいいと思うんだけどね、日帝ちゃんはどう思う?」
日帝「分かんない、嫌、気持ち悪い…」
アメリカ「気持ち悪い?もしかして具合悪いの?まだこの家に慣れてないのかな?でも、もうここが日帝ちゃんの家だからね。」
慰めるつもりでいったのに日帝ちゃんはないちゃった。アジア人は良くわかんないな。カルチャーショックってやつかも。
でも、ベッドの上で子どもみたいに泣きじゃくって震えている姿は可哀想なのに愛おしくて堪らない。太陽みたいに輝いている君には似合わない鎖の音が、涙を手の甲で拭く度に鳴り響いている。
頭では分かっている。俺との生活を君が望んでいないことくらい。でも、どうしようも無いことも、この世にはある。きっと彼女は僕なんかじゃなくて、もっと優しくて仕事も出来て話も上手くて友達も多いような……君をすぐに泣き止ませることが出来る人と幸せになるべきなんだ。俺なんかが釣り合わないことくらい理解している。
いつか君のことを誰かが見つけてくれて、俺から引き離してくれるまで。せめて、それまでの間は幸せな夢を見させて。それか寧ろ君が、俺くらいの最低な人間にまで成り下がって堕ちて欲しい。
我ながら自分勝手なクズだなと自覚しながら、そっと可哀想な君を抱き締めた。
ありがとうございました。
ヤンデレのアメ日帝もいいですよねぇ
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