作「ガリさんはルールと恋愛、どっちを優先する?」
作間に突然こんなことを聞かれた。
一瞬戸惑ったが、平然と答えた。
猪「そりゃ ルールでしょ」
作「…なんで?」
作間は同じ事務所で働いている同期だ。
作間と10年ぐらい一緒にいるけれど、こんな作間、
初めて見た。
恋愛ができない事務所で働いている俺らが、
なんでこんな話をしているのだろうと思いつつ、作間の質問に答えた。
猪「だって、ルールを守らないと恋愛なんて始まらないでしょ」
作「確かに…」
ショックを受けたのか、元気のない顔になった。
少しの間沈黙が流れた後、作間の口が開いた。
作「じゃぁ…」
猪「…」
作「恋愛のできないこの場所で、俺がガリさんに好きって言ったらどうする?」
猪「…え?」
頭の中が真っ白になった。
猪「なっ…何言ってんの?」
混乱している中、作間は真剣な顔で俺を見つめている。
すると、部屋に瑞稀が入ってきた。
井「ガリさーん」
猪「…んっ?」
井「そろそろ撮影だって」
猪「…あ、うん」
気まずいこの空間から早く抜け出そうと、早歩きで部屋から出た。
その後、なんとか撮影に集中しようとしたが、
頭の中が作間でいっぱいで、全く集中できなかった。
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間違ってたらごめんなさい もしかしてTikTokで同じアイコンで活動してますか?