……どぷん。
ぷかぷか、こぽり。
「…………。」
……手を伸ばしても届かないような地の底まで、俺は沈んでいく。
残るのは、波に呑まれていく様な感覚と厭に纏わり付く息苦しさだけ。
……彼奴の声すら、もう聞こえなくなってしまった。
(……はは、何悲しがってんだか……。)
(こんな結末を望んだのは、他でもない”俺”なのに……。)
そんな風に段々と霞んでいく視界の中、俺が最後に見たものは______
……他でもない”想い人”の優しくも哀しみに満ちた笑顔だった。
ご無沙汰しております。橘です。
何とはなしに作ってしまいました。
初めてのノベルに挑戦!!!って感じですね、はい。
※今回のお話はシリアス過多の長編となっております。
※(一応)結末までは考えついているので、投稿頻度は高くなると思います。
※人魚姫パロです。ハッピーエンドなど御座いません。ご了承を。
……ではでは、お次の話でお会い致しましょう。またね。
コメント
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もう神作の予感…✨ 続き待ってます!!