ご本人様関係無
軍パロ、オリキャラ、戦闘、怪我
荒廃した街の外れ、
鬱蒼とした森の中にある 小さな小屋へと、
誰かが向かっていた。
スーツにコートを着込んだ彼は、
あたりの様子を見ながら、
道なき道をずんずんと 進んで行く。
草を踏む音だけが鳴るその空間は、
まるで世界から切り取られ、
時の流れさえも止まっているようだ。
彼は小屋の目の前で立ち止まると、
ツタの絡まったドアノブに
手をかけて 扉を開ける。
中には家具と呼べるような物は
ほとんど置かれていなく、代わりに
沢山の本と武器が山のように
積み重なっているという、
異様な光景が 広がっていた。
その様子には、さすがの彼も驚いたらしく
「うわ…これは、酷いな…」 と呟く。
gr「グルッペン・フューラーだ。
頼みがあってこの街に訪れたんだが…」
彼が小屋の奥へと呼びかけると、
何処から出てきたのか、
一瞬で彼の目の前に人が現れた。
彼女は無表情のまま、
用件はなにかと男に尋ねる。
彼は相変わらず無愛想だなと笑い、
「俺の国の護衛を頼みたい。」と
真剣な低い声で告げた。
どうやら、最近物凄い速さで
成長を遂げているwt国に招待された
ということで、万が一に備え、
幹部の護衛をして欲しいという事らしい。
そんな話を聞いた後、彼女はこう思った。
人と付き合うことが苦手な自分に、
この仕事を遂行することはできるのか?
勿論、ある程度の会話や
意思疎通は 図れるのだが、長期的な
関わりとなると、いつも相手の機微を
気にしながら生活しなければならない。
それは、人の気持ちを考えるのが
苦手な彼女にとって無理難題であった。
だが、 彼からの頼み事というのは、
彼女にとって絶対命令。
断ることを早々に諦めた彼女は、
彼の提案すること全てに了承して
wr国へと向かった。
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