TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

いつまでも、聴けたらいいなぁ…


shk視点


俺はぶるーくと友達になってからぶるーくの演奏を聴くために音楽室に通い詰めた。

とある日、ぶるーくは俺に提案を持ちかけてきた。


『シャークんさ、ピアノ弾いてみない?』

「えっ?」

『いや興味あるのかな〜?って』

「え、逆にいいの?」

『え!いいよいいよ!一緒に弾こう!』


そう言ってぶるーくは俺を足の間に座らせ、手を重ねながら一緒に弾いてくれた。

ぶるーくほど上手くはないがメロディーと簡単な伴奏をなぞるくらいはできた。


「…!弾けた、弾けたぞ!」

『うんっ!メロディー弾けたじゃん!すごいよ!』

ヨシヨシ

「うぇっ!?//ちょ…ッ?」

『あっごめん…頭撫でやすいしさ…』

「どういう意味だよそれ💢」

『ごめんってシャークーん!』


「俺もピアノ始めてみようかな…」

『ふふっ、楽しかった?』

「うん……」

『これからが楽しみだな〜!』

「ww…頑張ろっかな!」


ぶるーくが嬉しそうな顔が俺も嬉しくって、その日はぶるーくと一緒にピアノを弾いていた。




それから少し経ったとある日、ぶるーくは


『コンクールに出るんだよね』


と言った。どうやら観に来てほしいらしい。ちょうどその日は特に予定がなかったので観に行くことにした。

今日からはその練習をするらしい。もっと真剣なぶるーくが見れそうで楽しみ〜!




〜♪

安らぎの時間は下校のチャイムで終わりを告げた。


『ふー!ねねっ、僕の演奏どうだった?アドバイスとか欲しくってさ…』

『どんな感じに聞こえたー!とかここもっと強くしたら感情入るかも、とか?なんかない…?』

「ん〜…。俺は結構安定した感じだなって思って___」


『…おけ!参考になる〜!ありがと!』

「こちらこそ!演奏聴けてアドバイス欲しいとかめっちゃ嬉しい…!」

「俺も最近頑張ってみてるし、お互い頑張ろーぜ!」

『うん!』




〜shk宅〜

「ふーっ」

最近元々家にあった母のピアノを触ってみているがとても難しい…当たり前なんだけど。

俺はただコンクールとかじゃなくて“ぶるーくに褒めてもらいたい”ってだけでやってるからな〜

ぶるーくは凄いな、いつか俺もあんな風になれたらな。

今はとりあえず簡単なものが弾けるようになるまでだな…






br視点


もっと、もっと、もっと。

彼が来るんだ。

アドバイスを正確に、丁寧に、落とし込んで…ギギッ

もっと






聴きたいって思ってもらえるように!

この作品はいかがでしたか?

219

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚