コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「でもな、訓練をさせるのはわしでは無い」
え?
「え?八丘さん、どういうことですか?」
「他のやつを手配する、安心しろ、多分わしよりも技術は高い」
うそだ!じゃあ誰が
「明日だ….」
「え?」
「明日からそいつは来る、準備をしておけ」
そして俺はそのまま家へ帰らされた
僕は家に帰り、そのまま準備をした
とりあえず水筒とタオルを入れて…
「…まぁ確かに、結構歳いってたもんな」
そして、その日は寝た、明日からどんな日々が来るのかと想像したら
緊張と恐怖であまり寝付けなかった
朝6時…
「はぁっ…ぁぁ」
僕は起きた途端、背伸びをした
なんとも言えない快感と沈黙が少しの時間続いた
僕は階段で下へ降りると
自作の弁当を手にし、指定された場所へ足を動かした
そこは使われていないような大きい倉庫のようなもの
約束の時間よりも早く来れたので
見渡して待っていると
「早いね、もう来たんだ」
後ろからこえが聞こえた
もっとムキムキで野太い声かと思ったので、違和感を持ちながら振り返ると
ムキムキでもガチガチでもない、貧弱そうな女の子であった
内心は「え?」ただ1文字だけ
「え、あ、師匠….」
「師匠じゃなくていいよ」
「えぁ?呼び方ですか?」
「うん、莎浬でいいよ」
「それじゃあ…サリさん…よろしくお願い…します」
正直師匠と呼びたかったのは心の内にしまっておこう
僕は早速何をするか聞いた
「それでは莎浬さん、まず何をしましょう」
「うーん、」
莎浬さんはしばらく考えたあと言った
「体重何キロ?」
ビクッ!
「えっと、た、た」
「言わなきゃダメですか?…」
体重は今まで聞かれたことがあるが、全て話題を逸らして
回避している、どうしよう!!
「うん、言わなきゃダメ、恥ずかしがることじゃないよ」
まぁ…強くなるのに必要だしな…!
「75キロです!!」
…
しばらく沈黙が続いたあと、莎浬さんは言った
「なんだ、少しだけじゃん」
「え?何がですか?」
「君、結構身長あるでしょ」
身長と関係あるのか?
「まぁ…180ですけど」
「じゃあ別に太ってはないよ、太っているように見えるけど、どうにかなるでしょ」
「は、はぁ」
「そうそう、少し話が逸れたね、」
「うん…じゃあ欠点を探すから、かかってきていいよ」
「え?いいんですか?」
「遠慮しないで、それともなめてる?」
「じゃあ…」
ドッ!!
僕は間を詰めようと地を蹴った
そして拳を振り上げ殴ろうとしたが
「!」
視界から消えたと思うと
バギっ!!!
横から前蹴りで顎を撃ち抜かれた
意識がふわっとした感覚と
膝から崩れ落ちる様は感覚は
今までにないものだった
「うっ…」
「聞いたよ」
「え…?」
「甘牙くんが素早くて強いって話」
「もう甘牙よりも莎浬さんの方がつよいです…」
「だろうね、私は甘牙くんよりもパワーがある」
「どっちと早くて強いんでよくわからないです…」
すると、四つん這いの体制の僕の前に、莎浬さんが座った
「いいかい、甘牙くんは体重がない、だけど私にはある」
…
「なるほど….」
「ちなみに莎浬さんの体」
「内緒」
莎浬さんはずる賢い
その日は普通にランニングとか
普通の筋トレメニューで終わった
その日はそれで終わったのだ
寝床につくと、僕は考えた
「普通に練習メニューだな、もっと特殊な殴り方講座とかだと思ったのに」
でも、指導者があの人のことを思い出すと
安心した眠られた
朝、いつものように弁当を持って
人のいない倉庫へ来た
「ん、おはよう、今日は少し遅かったね」
「はい、少し弁当作りに苦戦しました」
「自分で作ってるの?」
「そうなんです、母は朝に弱いので」
「それじゃあ、行こっか」とどこかへ行こうとする莎浬さん
山奥だった
「莎浬さん、ここで何を…」
「それじゃあ、始めようか」