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スターート。
歩き。ついた。
そこには
壁の壊れているさっきの場所があった。
だがそこには何も無かった。
なんだ、と思い振り返り、歩く。
少し歩いたところで、無意識に倒れていた。
起きた時、そこは倒れた時と違う場所だった。
真っ白で、
ほぼ何も無くて
ただ凸凹した場所。
なんて表せばいいのか分からないくらい。白かった。
でもそんな中に1つ、本と機械があった。
ペラッ
[-0.1@██様。
「全能」]
……全能?
それは何?
全て使えるってこと?
何を?
……能力か、
能力を全て使える。
へー…………
意外と便利そう。
そう考えながら機械に乗り、スイッチを押す。
もう慣れた刺激を感じながら
背中に白い翼が生えた自身の姿に驚いた。
あぁそっか。天使でもあるもんね。
と自分に心の中から言う
飛んだ
白い部屋の中を飛び、
白い石を壊した。
地上に降りようと思った。
何故かここは空だと思っていた。
でもそこは初めの部屋。
ここには出る場所なんてない。
封印された能力を見つけた。
どうすることも出来なかった。
その能力のあった部屋の先には「立ち入り禁止」の部屋があった。
何故か好奇心が湧く。
気になった。
身体が勝手に動いた。
言うことを聞かなかった。
また、声が聞こえた。
「 ︎︎は楽しいことをする」
「だから死者を閉じ込めるための病院を作った。」
「だから不老不死の少年が生まれた」
「だから崩れかけの刑務所があった。」
「だから檻の中で命が潰れた。」
「だからみんなの夢が潰れた」
「だから2人は”装置”を起動した」
「だから終わったあとの世界が誕生した」
「だから闇の中に子供が連れ去られた」
「…全て夢だなんて都合のいいものはなかった。」
なんだ?これは……?
たくさんの階段。
そこには柵がありその奥には額縁とボタンがあった。
そう。
それが
一瞬で理解した
“それ”がなんなのか
でもどうなるか分からなかった
気になった。
好奇心に負けた。
〈嗚呼。立ち入り禁止の場所なんて入らなければよかった。〉
飛んでしまった
柵を越えてしまった
中に入った。
英語表記で数字が書かれていてその下に額縁があった。
確実に何かを入れてから”それ”を起動しなければ行けなかった。
方法も知らなかった
完全なルートじゃないことは分かっていた。
でも
体が勝手に動く。
〈抑えられない好奇心と共に 命は消える〉
押してしまった。
目が覚めると外だった。
でも何も無い空間だった。
まだあの”施設”の方が物が多かった。
あるのは自分の目の前に一つの小さな”城”だけ。
少し見とれていると
また勝手に体が動きだした。
それは好奇心のせいだろうか。
よく分からない。
でも抗えなかった。
進んだ。
もう少しで”中”に入れる
……