設定
🍵 = いい所のお坊ちゃん 。
いろいろと縛られてる 、
それが嫌だけどどうにもできてない
📢 = 闇業界のリーダー的存在 。
もうそろ新しい人を探したいと夜の道を歩くことが多い
ーー
🍵 「 …… 逃げたい 、 なぁ 。 」
📢「 おもしれぇ奴 、 いねぇかな … 。 」
ーー
🍵 side
👤「 坊 、 来客です 、 」
来客 。
🍵 「 はい 、 ご連絡ありがとうございます 、 」
誰だろうか 。
また父様からだろうか 。
めんどくさい 。
明るい仮面を被らないといけない 。
あーあ 、 こんなとこから逃げられたらいいのに 。
正直 … 、 疲れた 。
そんなことを考え 、 客間へと向かう 。
襖をずっと開け 、 お辞儀をする 、
🍵 「 お待たせ致しました 。 緑谷 すちでございます 。 」
📢「 … 頭を上げろ 、 」
🍵「 失礼致しました 。 」
立ち上がり 、 ぺこりとお辞儀をする 。
なんだか … 怖そうな人 。
機嫌悪くさせないようにしなきゃ 。
ごっこ遊びのように 。
これは … 人生という 、 ひとつの演劇なのだから 。
🍵「 今日は 、 どのようなご要件でしょうか ? 」
少し微笑み 、 問いかける 。
📢「 簡単だ 、 お前と遊びに来た 」
🍵「 … へ 、 ? 」
遊びに … ?
初対面の俺と ?
📢「 行くぞ 、 早く着替えて来い 」
🍵「 へ … ぁ 、 」
📢「 早く 、 」
🍵「 し 、 失礼します … ッ 」
遊びにって … 何処へ 。
何をしに 、 … 。
そんな疑問を抱えつつ 、 俺は外へと出れる服に着替えた 。
ーーー
📢「 降りろ 、 」
車に揺られ30分ほど 。
どこか分からぬ場所はと連れていかれた 。
見た感じ … 暗い商店街 。
お客様はなにかのカードを見せ 、 店内へと入っていく 。
カンッッッッ
鳴り響くゴングの音 。
それを皮切りに銃声音も鳴り響いてきた 。
“ 危ない ”
そう体が感知する 。
嘲笑うように笑うお客様 。
はめられた 。
お父様に怒られる 、
逃げなきゃ … ッ 、
📢「 どこ行くんだよ 、 」
1歩 、 後ろに下がっただけ 。
ばれた 。
やばい 、
📢「 これからお前は 、 俺の相方だ 」
🍵「 … は ? 」
ーー
それから時が流れた 。
俺はこの裏業界で有名になった 。
何人もの人を殺してきた 。
それを見て笑う人々 。
賭け事をする人々 。
胸糞悪かった 。
でも 、 俺の相方は
いるまちゃんは
俺を救ってくれた 。
『 自分の檻に篭ってたらすぐに死ぬぞ 』
なんて 、 ぶっきらぼうな言い方だったけど 。
自分の芯を突いてきた 。
この人といれば 、 囚われないですむかも 。
なんて 、 思ったりした 。
だから逃げずに … 一緒に 。
なのに 、
👤「 今日は .ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ 最強タッグの1対1での戦い .ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ 」
なんで …
🍵「 ぇ … 、 いるま 、 ちゃ … ? 」
📢「 俺 、 勝つわ 。 みんな賭けてくれるよな ??? 」
👤「 いるまとすちじゃ 、 実力が違う 。 これはいるまに賭けるのが妥当 、 」
👤「 だよな 、 俺もいるまだわ 、 」
やばい 、
どうしよう 。
いるまちゃんに比べたら俺は弱い 。
負ける 。
死ぬ 。
ゴングがなる 。
銃声が響く 。
何発か当たる 、
痛い 。
痛い 。
苦しい 。
笑わないで 。
気持ち悪い 。
胸糞 … 悪い 。
🍵「 胸糞悪ぃんだよ … !!!!!!! 」
📢「 ッ” … ?! 」
👤「 … この勝負 、 すちの勝ち !!!!!! 」
👤「 は … ?? 嘘だろ 、 負けた … ? 」
👤「 信じらんねぇ … 」
殺した 。
いるまちゃんを 。
殺した ________ 。
殺した 。
殺したんだ 。
恩人を 、
助けてくれた人を 。
殺した 。
やだ 。
死なないで 。
やめて 、
褒めたたえないで 。
こんなことで 、
やめてよ 。
🍵 「 … 胸糞悪いのは …… お前らだよ、そこで笑ってる観客 、 ここの管理人 、 俺も … お前らも 、 胸糞悪い 」
そうだよね 。
ここの人 、 全員社会不適合者だ 。
消えろ 。
消えろ … ッ
そんな事一心で銃を放つ 。
怒り狂った俺の弾は全員に的中して
最後は … 俺だけ 、
🍵 「 っ は … は 、 狂ってんだよ … みんな 」
頭に銃を突きつけ 、 引き金を引く 。
………………銃声は 鳴らない 。
なんで 、
… 弾がないんだ 。
どうして
なんで
こんな … 、
独りだけなの 。
やだ
やだ … ッ
人殺しを生かさないでよ
殺してよ
処罰してよ
ねぇ
なんで
🍵 「 も 、 ぅ … 独りは嫌 ……ッ 」
いるまちゃんもいない 。
今更あの家にも帰れない 。
血濡れの俺はどこにもいけない 。
この …
いるまちゃんを殺した人がいる所で
生きてかないといけない 。
いやだ 、
いるまちゃん 。
逃げようよ 。
いるまちゃんを背負う 。
もう 、 冷たくて
少し硬くなってたけど
関係なくて 。
2人で夜が明けそうな道を歩く 。
寒いね 、 いるまちゃん
苦しいね 、 いるまちゃん
もう … 嫌になっちゃうね 。
🍵「 っ 、 ぁ … ッッ 」
疲れ果てて
道端に倒れ込む 。
死ねる 、
いるまちゃん 。
一緒だよ 。
ずっと
ずっと
ずっと … ッ
もう …… 絶対
絶対に …………
離さないから … っ 、
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