💧…水無月 雫
☔…水無月 時雨
🧊…五月雨 零
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轟々と、家が燃えている。
私はその中で独り、笑っていた。
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私は、家族全員失った。
これからの事を考えていたら、
🧊「時雨さん、うちに来ませんか?」
小雨が降る葬式場。
突然、声を掛けられた。
声の持ち主の方を見ると、
同い年位の青年だった。
💧「厭、私は…」
🧊「驚くのは、無理も無いと思います。」
🧊「けど、貴方の血が必要なんです。」
💧「あ、えと…」
青年は、淡々と話し続ける。
しかも、人違いなのに…
もしかして…
時雨姉さんは、
亡くなったって事を、
知らないの…?
💧「あの、私、は…」
其処まで言いかけた途端、
視界が暗くなって…
私は意識を失った。
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🧊「気分は如何ですか?」
💧「ヒッ…」
目を覚ました途端に話し掛けられ、
変な声が出てしまった…
🧊「いきなり済みません…」
💧「厭、此方こそ… 」
不意に顔を上げると、目が合ってしまった。
白い陶器の様な肌に、 青い瞳。
そして、淡い茶髪。
男子と、目が合う事なんてほぼ無くて、
顔がちょっぴり紅くなった気がする。
あちらも、頬が紅くなり、
気まずくなって、目を逸らす。
💧「あの、何で、 私に話し掛けたんですか…?」
🧊「それは…」
🧊「俺達が”許嫁”だからです。」
許嫁…?
何で、私に…?
厭、私じゃない。
時雨の、許嫁だ。
時雨さんって、呼んでたし…
それに、私みたいな人間に、
許嫁なんか居ないんだから…
💧「厭、私は…」
“時雨”じゃなくて、”雫”です…
本当の事を云おうとした、
けど…
私は思ってしまった。
私はあんな仕打ちを受けてきたんだから、
報われても良いんじゃないか…って。
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謎過ぎる一話でした…
ごめんなさい…
次から、ちゃんと分かるように、
書いていきます!
それでは〜!!
💧「名前/水無月 雫
好き/五月雨家の人々、夏蜜柑。」
🧊「名前/五月雨 零
好き/家族、紫陽花。 」
コメント
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あらウミャイッッ!!