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青×水 R18 (白×水)
通報、荒らし、パクリ、nmnmをご存知ではない方はご遠慮下さい
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ー 水sideー
チクタクチクタク……
一定のリズムで音を鳴らす音楽室に響いたメトロノーム
いっときの狂いさへ起こさない一定のリズム
でも僕達のメトロノームは少し違う
白)なぁいむ君今日一緒にお泊まりしようや!
水)ごめーんッ!土曜日の夜は毎回親と外食行くからさ
白)そっかぁ…いむ君お金持ちやもんな
水)お金持ちじゃないよw
自分の家に誘う僕の彼氏こと、初兎ちゃんとは付き合ってからかれこれ3年の仲だ
8年間も僕を思ってくれてたんだって!凄いよね!
でも僕はそんな初兎ちゃんみたいに純粋な気持ちで付き合ってない
土曜日の8時が僕らの合図
僕の中のメトロノームは何時もと同じリズムを奏でるのに、8時になるにつれ狂いが生じる
待たせたなと言わんばかりに玄関から聞こえる鍵を開ける音
出てきたのは僕の彼氏ではなく
青)よ!
僕の幼馴染、深く言えば僕の依存対象
青)初兎とはどんな感じなん?
水)特に変わった事はないよ
青)そか……なぁ、仏…いいか?
僕の頬に手を当ててソファへ押し倒す。僕をベットへ誘う何時もの合図。
僕は何も言わずいふ君を自分の寝室へと迎える
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肉同士がぶつかり合って鳴らす音
獣の様にあげる淫れた僕の声
真っ白で純白なシーツに染み込む紅白の着色
全部が全部僕らの意識を駆り立て興奮材料へと変換する
パンッパンッパンッ♡
水)あ”ッ…ぅ゛♡、ひぃ”ッ…//ッ ビュルルルッ♡
青)w…もっと可愛く鳴けねぇのかよッ!♡
ゴッチュンッッ♡
水)あぁ”ッ!?♡…ッ奥ッ/、お腹ッタヒぬ”ッ、♡ ビュルルルッ
ガリッ♡
水)んん”ッ!!♡…ッい”ッ!?、/ (ビクビクッ♡)
肩辺りを思いっきり噛まれ噛まれた所が風に辺りじんじんする
青)w…はぁ、本当に仏は最高やな♡
いふ君は瞳孔にハート模様を浮かべて妖艶な笑みを浮かべて僕を見る
いふ君が来ると必ず僕のメトロノームは狂う、噛まれた場所からつーッと血が垂れじんじんと痛いはずなのに
それすら快楽となってしまう僕は壊れてしまったのだろうか?
水)ん”ッ♡、はぅ”…ッ/ひッ、!?♡ ビュルルルビュルルルッ♡
青)んッ…/ ドッビュルルル…♡
互いに達した後はお別れの時間だ
互いの唇を重ねて玄関まで見送る
僕達の関係は僕はいふ君に堕ちて、いふ君も僕に堕ちてる共依存の関係
じゃあ僕と初兎ちゃんの関係は……
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ー 白side ー
白)いむ君おはよ!
水)ん、あぁ…おはよ、初兎ちゃん!
にこっと愛らしい笑顔を僕に向けるいむ君
だが少しやつれているかのようにも見える
白)いむ君最近なんかあったんか?ちょっとやつれて見えるんやけど…
水)え…!?そうかな、あ!あれだ僕最近ダイエット始めてさ
へへっと笑ういむ君、だが何故かいむ君の言葉は喉に引っかかり上手く飲み込めない
疑っている訳では無いが僕の第六感が刺激される、なんだ…?
白)なぁ…いむ君は、
口から吐き出された欲望まみれの薄汚い言葉
するといむ君の瞼がぴくりと少し痙攣する
水)何言ってんのw、ダイスキだよ♡
白)…そうよな、ごめんな…wちょっと不安になったんや
水)そっか…ごめんね最近構ってあげられなかったもんね
僕の頭をそっと撫でる手は優しさの中に僕以外の何か不純な異物が入っているように思えた
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ー 水side ー
昼休みメール越しにいふ君からの連絡が入り内容を確認する
ー メール ー
青))なぁ放課後音楽室来てくれへん?
水))音楽室?またなんでそんな所
青))んー気分?
水))なにそれw
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僕はあまり深入りせずいふ君の言葉に従う、正直あまりいふ君の言う言葉の意味は興味無い
僕に向けてくれる”モノ”をちゃんと与えてくれるなら
僕を満足させてくれる君が『スキ』だから、ただ盲従に放課後までの時間を過ごす。
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今日は特に掃除当番でも部活も無い為革製の鞄を持って音楽室まで行こうとすると、声をかけられる
白)なぁ…今日ちょっと掃除当番だから遅れるかもしれんけど、一緒に帰ってええか?
水)……うん、いいよ!
最近構ってあげられなかったから流石に同情心が煽られ初兎ちゃんの願いを了承する
階段を駆け上がり音楽室に続く廊下を歩く
チクタクチクタク
薄らと聞こえるメトロノームのチクタク音
音楽室に近づくにつれて音が大きくなる
音楽室のドアノブに手を掛け重い扉を開ける
水)いふ君〜来たよ?
青)ん、やっと来たかのろまw
水)初兎ちゃんとちょっと話してたのッ!てかのろまじゃないし!
いふ君はグランドピアノに乗ったメトロノームを壊れ物の様にそっと撫で僕を目を合わせる
青)ふーん…じゃあ今日は初兎と一緒帰るんか?、w
水)うん、最近構ってあげられなかったからね流石に恋仲としてどうかと思ったから
青)そのセフレと今一緒に居ると初兎が知ったらどうなるんやろなw
含み笑いをするいふ君をガン無視して否定の言葉を言う
するとゆっくり僕の方までいふ君が歩いて来る
10cmはないが僕より高い為目線を合わせる為にはぼくが上を見あげなければならない
青)なぁ、ちょっとだけヤっていいか?
壁まで追い詰められ手首を壁に押さえつけられる
いふ君は瑠璃色の瞳を妖しく輝かせて僕の目を捉える
扇情的な顔をしたいふ君に僕の欲が抗えることなく少しだけと忠告して体を預ける
チュ…ッ♡、クチュクチュ…ジュル♡、ッ
水)んッ♡…ぁう、/
チクタクとだけなるメトロノームを背に僕達の舌は絡み合う
少し息苦しくなればいふ君が口を少し離してまたすぐに舌が絡み合う
背徳的な感情があるのは否定しないがそれでも欲に抗えず甘い吐息が漏れる
どれくらい口を合わせただろうかいふ君はそっと口を離し銀色に輝く糸が引かれ唇を濡らす
すると急に音楽室の扉が開き人影が見え隠れする
朦朧とした意識を覚醒させるように目を凝らして見ると…そこに居たのは
白)ッ……なんで、なん…?ッ
鞄を手から落とし状況を処理しきれていないのか唖然とした『コイビト』が目に入る
初兎ちゃんを認識すると朦朧としていた意識が一瞬で覚め初兎ちゃんに情状酌量の意見を述べようとして口を開くと青髪が目に入り口内に舌が入り込む
チュ…♡クチュクチュッ、ジュルチュ、♡
水)んん”ッ!?、/…ぅッ♡
白)はッ…!?おいッ
さっきより激しくでも、短い時間舌が絡み口が離される
水)ッ…いふ君!?//
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ー 青side ー
水色の瞳を潤ませて目を見開く俺の『オモイビト』好きだった…でも、元から取られていた
だけど諦めたくなかった好きになった時からずっと欲しかった、だから俺は君を体から俺に依存させた
抜け出せない快楽、脳に刻み込まれる甘い言葉、全部が全部俺に依存させる手段だ
だが時が満ちた、今回で完全に俺に沼らせる
白)おいッ…お前俺の彼女に何しとるんッ、!?
胸ぐらを捕まれ怒りを顕にした目で睨まれる
青)w…嫉妬か可哀想に、仏は俺しか見とらんよ
挑発的な言葉を並べると更に顔を真っ赤にして怒る
白)んな事あらへんッ!僕は…僕だってッ、
青)仏…こっち来い
水)ッ…
びくんと肩を震わせゆっくり俺の近くに寄る
俺はそっと仏にある言葉を耳元で囁く
すると仏は顔を真っ赤にして肩を震わせしゃがみこんでしまう
白)は!?お前いむ君に何させたんやッ!?
青)…wイキ癖や、恥ずかしいな恋人にイってる姿見られて
水)ッ…ばかぁ/
青)えっと…初兎だっけか?
白)なんやッ、
青)お前はどうやって仏と付き合ったん?
白)は?普通にちょっとずつ距離縮めて行ったんよ
青)w…そうだろうな、だけど俺はあんまりちまちまするのは好きやないねん…堕とすなら
女の子座りで赤面する仏の顎を上に上げ目を合わせる
青)体ごと堕とす方が効率がええんよ?
青)な?…仏♡
水)ッ…/
甘く低く耳元で囁き体を震わせる
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ー 白side ー
目の前で起こっている状況がまだ掴みきれておらずただ心に渦巻く黒い感情ばかりが言葉として吐き出される
青)初兎、お前はいい仏の育成材料になったで
おもむろに俺の方を向いたかと思えば告げられる言葉たち
白)は…?
青)そのまま堕とすのも出来たかもやけど初兎…お前の存在が仏の背徳的感情を煽ったんや
狂気的な笑みを浮かべ口を弧の字に上げる
青)お前と仏が付き合っている、なのに俺とこんな関係持ってる…人間ってな禁止されればされる程対象のものが欲しくなるんよ
白)ッ…だからその原理を利用する為にッ
青)そうやで、最初は当然拒否してたんよ?だけどもう今は…なぁ仏
いむ君はまるで飼い犬かのように、黙ってあだやかな表情で奴を見る
青)仏は…
水)ッ…ぁ、えと…ッ
少し困惑しつつ奴のズボンの裾を少し握る
絶句した…言葉が出て来なかった、あれだけ一生懸命頑張って手に入れたいむ君を
こんな卑怯な手に俺は負けた…
小説の中なら勝利は何時も正々堂々と正しいヒーローの味方だ…だが現実は
ヒーローとはほど遠い、薄汚く汚れたヴィランに勝利が奪われる
薄汚くて卑怯で傲慢なのになのにッ、音楽室には今もまだメトロノームが響いている
メトロノームは本来一定のリズムをずっと鳴らし続ける物…だけど俺達のメトロノームはどうだ?
いふという狂いがメトロノームのリズムをずらし狂わせるずっと笑ってられる幸せがどんどん狂う
それなのに対象の人物は瞳孔にハートを浮かべて愛おしそうに狂いを見る
白)ふざけんなよッ…なんでこんな卑怯者にいむ君を取られなあかんねんッ!?
青)……卑怯、ねぇw
少し顎に手を置き考えてからまた口を開く
青)じゃあ教えてくれよヒーローさん、お前の中の正義と俺の中の正義何が違うん?
俺達の勝利条件はいむ君の愛の対象がどちらに向けられるかだ。だけど
きっと元から全てが狂っていた
俺を利用するこいつも、そんなヴィランに絆された恋人も、こんな事をされてもなお愛してしまっている俺も全部…全部
俺は思わずその場から逃げ出した
扇情的な笑顔をしたまま俺に手を振るあいつも虚ろな目で俺をただ見るだけのいむ君も、自分の正義だけを信じた俺も全部────
校舎から飛び出し息が切れるまで走る
悔しい、悲しい、怒り沢山の感情が混ざり震えて帰った風景は、ほぼ覚えていなかったが覚えていたのは空が濃い青に染まりつつ揺れた三日月だけだった
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少々悲しい話になりましたね
ライト自体正義について考えながら書きました
ちなみに皆さんは勝ったからといってその手段が卑怯だった場合その勝利は誤りだと思いますか?
良ければコメントに皆様の意見を教えて頂けると幸いです😌
最後まで見て頂きありがとうごさいました
また別のお話でお会いしましょう
またね。
コメント
6件
書くの忘れてしまったのでもう一度コメ失礼します💦私は卑怯な手を使って勝利したならばそれは勝利とは言わないかなと思いました 理由は 裏から手を回してやって勝っているのに真面目にやった方が報われないのがいやだからです、
うぅ、ケミカルライトさんの作品で1番心にグサっなんですが、(どう言う事?)辛すぎる、見る人によってはバッドエンド ハッピーエンド 二つに分かれる書き方好きすぎます✨いや、二つじゃないな、、白さんが本当不遇すぎる、今回も神でした‼️
うあーーーーー!!!あれだバトエン厨に刺さるやつだ!!刺さった!!やばいですほんとになんかすごくドロドロとした関係にグサッときたのかもしれません🙄🎶 ライトさんの作品は家宝にさせてください