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――「あれ?昨日入ったっていうりゅうって子は?」
「お!るいさんじゃないですか!お疲れ様です!!」
るいさんというのは如月 琉唯と言い、このホストクラブのオーナーでみんなの憧れの存在だ。
「おう、れお!おつかれー」
「りゅうなら、今日はまだ見てないですね」
「今日も入る予定なんだけどな、確かりゅうはかいと同じ高校だったよな?」
「あ、はい!そう聞いてます!」
「かいー」
るいさんに呼ばれ、俺は手を止めた。
「なんですか?」
「まだりゅうが来てなくて心配だから、見てきてくれ」
「いいですけど、俺家知りませんよ?」
「大丈夫だ!これがある」
そういうとるいさんは個人情報の紙を出てきた。そこには竜凰の住所が書いてあり、それをれおが検索する。
「かい方向音痴なんで、俺も同行していいですか?」
「そうだな、かいは絶望的だからな、れお頼む」
そんなに方向音痴か?と思いながら、れおと変装をし竜凰の家に向かった。
着いたのはアパートだった。どの階かわからず、れおは2階俺は1階と、ドアの横にある表札を見ながら探していた。
「あったぞ!」
上かられおの声がし、2階へ駆け上がる。 れおがチャイムを鳴らしたが、数分たっても開かないためもう一度押した。すると、ドアが開き、竜凰が出てきた――
こんな感じで竜凰の家に上がってしまったが、熱のある竜凰はどこか、色気を感じたな、、などと考えながら、一条はお風呂に浸かっていた。
「いや、あの竜凰の1人にするなはかわいすぎないか?」
独り言を言いながら一条は顔をあげた。目の前の鏡に映った自分であろう顔が赤面で顔を叩く。
お風呂に出て、スマホを確認する。
「早く治せよ」俺が竜凰に初めて送ったメールに竜凰から「ありがと」と返信が来ており、お風呂でのぼせたのかと思うぐらい全身に熱さが生まれた。俺の中で今まで感じたことのない気持ちが湧き上がってくる。こんな気持ちを同性にもっていいものか、色々と頭の中でぐるぐるしているといつのまにか眠っていた。