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春から高校1年生。
これから青春真っ盛りなはず、だけど日鳴は学力も平均、行きたい高校も将来の夢もなく。おすすめされた高校を適当に受けただけだった。
中学の卒業式を終え家に帰ってくるとポストに一通の手紙が。どうやら僕宛ての物で丁寧にテープではられている部分を剥がして中身を見る。
「日鳴様。貴方は戦う素質がある。高校を魔法に捧げて欲しい」
そう書いてあった。
全くもって意味がわからなかった俺は本文をじっくり読んだ
「あなたには魔法少年となり、この世の中を救う戦士としての素質があります。あなたのNo.は25です。寮あり、制服ありの一般的な高校です。もし興味があるようでしたら○○○-△△-×××までご連絡ください」
面白そうだ…(笑)我ながら普通の高校に合格したのにこういうのに惹かれているのは昔から変わらないなぁって思った。
迷いに迷った末、興味本位で連絡してみることにした。
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「はい。学園長です」
思ったよりも若い男性の声に驚いた。てっきり、学園長という肩書きや筆跡からおばあちゃんくらいだと思ったのに恐らく20代だ。
「No.25の日鳴です。手紙見てご連絡させて頂きました。」
「確認しますね。…大丈夫です。どのような用でしょうか」
「入学を希望します。」
何を血迷ったか僕は、勝手に口が応募していた。
「ありがとうございます!それでは4月7日にこちらへ来てくださいね。制服は入学式でお渡しさせていただきます。身長教えて貰ってもいいですか?」
「了解です。身長は168です。」
そしてスマホにURLが送られてきた。開くと制服の画像と学校の住所が書かれている。
「それではよろしくお願いします。」
あぁ、これから始まる学校生活が不安すぎる…