こんにちは
たつまきぐるぐるです
⚠️🇷🇺🇧🇾
ロシア視点
最近、弟が気持ち悪い。
きっと、急にどうしたと思う奴も居るだろう。
だがな、俺の話も聞いて欲しい
ある日、俺はいつも通りウォッカを飲んでいたんだ。
すると、その弟がやってきて、
「兄さん、今週8.67Lだよ。先週と比べて0.33Lも増加してる……大丈夫?ストレス溜まってるの……?」
と言うんだ。
まず、なんで計測してるんだ。
先週も、今週も……。
それに、俺と弟は同居していない。
アイツにはアイツの家があるし、俺には俺の家がある。
別々で暮らしているのに、
何故か勝手に家の中に入っているし
さっき話したように俺のウォッカの飲量計測してるし、
風呂入ろうとしたら浴槽に潜んでたし
ここまで来ると、気持ち悪いを超えて怖くなってきた。
もちろん合鍵なんか渡してないし、来るなら連絡しろ、とも言ってある。
なのに
「えー!だって兄さん、絶対来るな!って言うでしょ?」
と言って聞かない。
まぁ、来るな!って言うのは事実なんだけど。
ホント、困った弟を持ったな…。
ちなみに、俺にはもう1人弟がいるんだが、そっちに相談してみたところ、
「うるせぇクソ兄貴死ね」
と言ってきた。解せぬ。
「兄さん?何してるの?」
「うぉわぁぁっ?!?!」
びっっくりした…
急に後ろに立つなよマジで……
ん?
待て待て待て
なんでいるんだ?
あれ?
俺さっき鍵閉めたよな?
え?
なんで…?
「なんのお話?ベラも混ぜて!」
「いや、結構真面目な話だから」
「ベラが入っちゃダメな内容のお話ってこと?」
「そうだ」
「エロ系?グロ系?」
「ゴフッ」
思わずむせたわ。
コイツ…ショタの顔してなんつー単語口にしやがる…。
「ど、どっちでもねーよ!さっさと帰れ!」
「えーっ!やだぁー!兄さんと一緒に寝るの!」
「ヤダなのはコッチだ!帰れ!おれは一人で寝る!」
「やだやだやだ!」
「なんで!!」
「さっき知らない人に追いかけられて怖かったから一緒じゃないと寝られないの!」
……は?
なんと?
なんと言いやがったこいつ???
「い、いまなんて……?」
「?」
「今!なんて言ったか、もう一度」
「…えっと、知らない人に、追いかけられた…?」
「本当の話か?」
「うん」
「本当に知らない奴なんだな?」
「うん」
「…心当たりは?」
「無いよ?…強いて言うなら、この前知らない人がハンカチ落としてたから拾ってあげたこととか?」
うーーわ、絶対それじゃん。
もう100%それじゃん。
確かに、俺の弟はすこぶる顔が良い。
顔だけはマジで世界征服できるくらい良い。
性格が俺を好きすぎて残念なんだよなぁ。
「先月からずぅっと続いてて…この前、家まで着いてきてる気配あったから、一人で寝るの怖いの」
先月より前から俺の家に侵入はしてたけどな。
「なるほどな……?
分かった。じゃあ俺がソイツ殺して不安無くしてやるから、
そしたら、もう勝手に家入ってくんなよ。」
「え”」
「なんで嫌そうな顔する……」
「…ベラが家行きたいって言ってもヤダって言わない?」
「……」
うーん…
「い、言わない」
「それホント?」
「ホントだって!」
「じゃあ……お願いします」
弟は俺を抱きしめ、上目遣いでそう言った。
もう一度言うが、顔だけは良いんだ。
だから、まぁ…悪い気はしない。
弟じゃなければもっとなぁ……。
あ、自己紹介してなかったな。
俺はロシア、で
弟のベラルーシだ。
これからお前らの手も借りる時がくるかもしれない。
その時は、宜しくな。
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