この作品はいかがでしたか?
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smside.
……もう放課後か……
この後図書室に行って勉強して……
また、家でも勉強……
……多分、俺がしたいのはこんなことじゃない……
親の期待に応えるために、やりたくないことをする。
これが、当たり前だと思ってた。
でも……おかしいよな……
俺は、もっと別のことがしたいのに……
sm「……図書室、行くか……」
br「……あ、スマイルじゃん!まだ帰ってなかったんだ」
sm「……あんた、誰だっけ」
br「え〜?同じクラスなのにまだ覚えてないのぉ?僕はBroooockだよ!」
sm「あぁ、いたなそんなヤツ」
br「“そんなヤツ”呼ばわりとは悲しいなぁ」
br「それで?どうしたの?なんだか暗い顔してたけど……悩みでもあるの?」
……こいつ……意外と鋭いんだな……
sm「まぁあるにはある。」
sm「親が、俺がいい大学に行っていい会社に入ることを望んでるんだ」
sm「ずっと勉強漬けの毎日でさ……最初はみんなそうだと思ってたんだけど……だんだん苦しくなってきちゃって」
sm「今までの人生、俺がしたいこと、何一つしてないな……と思って……」
sm「……それだけ」
br「……そっか……今までよく頑張ったね」
br「そりゃいい大学に行くことは大切なことだけどさ」
br「それがスマイルのやりたいことじゃないなら、“スマイルにとっては”大切なことじゃないでしょ?」
br「だからさ、自分がしたいことを、親に言ってみたらいいんじゃないかな」
br「そりゃ1回じゃ聞き入れてもらえないかもだけど……」
br「スマイルが諦めなければ、きっと大丈夫」
br「スマイルの気持ちが届くまで、頑張ってみてよ」
br「僕はどんな時でも、スマイルの味方だよ!」
sm「……っ……!」
その時見たのは、夕日に照らされて美しく輝くBroooockの笑顔。
心臓がトクン、と跳ねた。
────音がした。
恋に落ちる、音がした。
コメント
11件
うおおお優等生パロきちゃ...、大好物です。 というかどんなパロでも好物です。 ありがとうございます🙏🏻💞
海ちゃんの文章を書く力、私と天と地ほどの差があってうらやましい😭 海ちゃんの作品神すぎる!!!
おぉー👏どんどんsmさんはbrさんに堕ちて行こうか.........(*^^*)