まじで駄作
ギャグ
◇
彼が息を吐くたびに舞い散る紫煙は彼の存在をぼかすように隣で揺れる。
まるで刻一刻と彼の体を蝕むように。
白く細く、それでいて角ばった手指はまるで汚れも知らないような、それでいて赤の似合う手つき。
艶やかに光を帯びた髪色は夕闇に紛れてしまいそうな憂いをも感じさせる。
襟元から顔を覗かせる、青にも見えうるような新雪の肌。
彼が一度動く度に耳元で揺れる宝石は煌めいて儚く見える。
朧げで月の精に取り込まれた美しさを纏う、そんな彼に唯一の鋭さを見せる蒼天の瞳は、目元で反射しより一層星の輝きを与える。
それは、さながら夜の茂みに姿を隠し獲物を淡々と追い詰める孔雀のよう─────────
◇
ut「・・・・・ぐっグルちゃん、これ何・・・??」
gr「だから言っただろう、国民に配布するパンフレットに載せる、お前の説明文だ」
ut「・・・・・・。トントン、何か言ったりや」
tn「・・・・・・無理じゃ分からんこれが大先生!?」
gr「お前、俺の書いた文章にケチつける気か?」
ut「いくらなんでも美化しすぎちゃう?俺こんな、獲物一発で仕留めますみたいなことできんで」
gr「でもやってのけるだろう。今回の勝機はお前の一発なんだからな」
tn「でも、何この、『青にも見えうるような新雪の肌』って!!まるで大先生の肌がすべすべみたいやないか!」
ut「おい、それ遠回しに肌ガサガサって言うてるやろ」
gr「だが一言もすべすべだとは言ってないぞ。それは連想する読者の勝手な妄想だ」
ut「てか文長くねぇか??俺は2、3文あればお腹いっぱいやで」
gr「300文字と言う制限がなければもっと綴れただろうな」
tn「ほんまオタクやな・・・・これ、何オタクって言うん?幹部オタク?」
ut「せめて自分の中でやっといてくれや・・・・」
gr「オタクってなんだ、オタクって。どれも事実だ」
ut「ヤバ」
tn「とりあえずこれ、実際の大先生とかけ離れすぎやで?ガバ隠すぐらいの美化やったらまだしも、見た目や中身の捏造は・・・」
gr「は?」
ut「ぅわっこっっわグルちゃんバリトンボイスでそれはあかん」
gr「この文が捏造だって?どこがやねん!!大先生の旋毛から足先まで!!表現の最大限を詰め込んだ一作だぞ!!?」
tn「うわぁグルさん薬切れた・・・!誰か!甘味を!!」
ut「見えるっ・・・・幹部全員について語り始める未来が・・・・・・!!」
os「はぁ〜いお薬出しとくめう〜」
ut「まっまんちゃん!?救世主・・・・・・!!!」
gr「・・・・・・これは、去年『隠れ名スイーツ100選』に選ばれた、もはや『隠れ』では無くなってしまったあの・・・!あの、シュークリームか・・・・・・!!?」
os「可愛いドロップティー貰ったから、談話室でお茶にしようや」
gr「・・・・・・、いいな。ついでにエーミールも呼ぶか。実は今語りたい戦車があってだな・・・・・・」
ut「っよしトントン!今のうちに原稿を書き替えるんやっ!!」
tn「勿論だぜっ大先生!!」
◇
まじなにこれ
恐らくこの時は困惑のあまり目が点だろうけど、自室に戻った後とかに一気に恥ずかしさと嬉しさが襲ってきて顔を真っ赤にして照れてくれ
なんてね
ちなみにこれはpixivで上げたやつです
コメント
2件
取り敢えず尊いと言うことがわかりました(?) 幹部オタクになってるgrちゃん解釈一致……