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ワンクッション・iris二次創作である。
・キャラ崩壊である。
・blである。
・青桃である。
・ヘンゼルとグレーテルモチーフの物語である。
・あなたの好みではない可能性が大いにある。
ーーーーーーー
俺、捨てられちゃうんだって。
おかあさんとおとうさんが話しているのを聞いたの。
俺はこどもで、お金がかかるって。
ごはんも残りすくなくて、俺をそだてられなくなったんだって。
俺のともだちも急にいなくなったことあったけど、捨てられちゃってたのかな…
ないこ「…どこにいけば…」
お父さん「ないこ。お父さんは木を切ってくるから、お腹がすいたらこのパンを食べて。この水筒には水もあるから。ここで待っててな。」
お母さん「…」
ないこ「…うん。分かった。」
お父さん「…それじゃあ、行ってくる。」
ないこ「…ねぇ、お父さん、」
お父さん「ん?なんだ?」
ないこ「…ここに、帰ってきてくれる?」
お母さん「…」
お父さん「…あぁ。」
ないこ「…そっか、」
おとうさん、嘘つきだ。
俺のこと捨てるからここに来たのに。
…2人とも、見えなくなっちゃった。
最後までおかあさんしゃべらなかったな。
少しは、さみしいって思ってくれたかな
ないこ「…はぁ…」
ずっとここにいてもつまんない。
…そうだ
ないこ「おさんぽしよっ」
たくさん歩けば、なにか見つかるかも
ないこ「…なにもない…」
ずっと歩いてるのに、なにも見つからない。
鳥がぴーぴーないているだけ。
ないこ「…」
…こういうのを、こどく…?って言うのかな…
なんだかんだ言ってかまってもらってたし…
手もつないでもらったな…だっことかも…
ないこ「…ポロッ」
おれ、捨てられちゃったんだ…
もう2人とは会えないんだ…
ないこ「ふえぇ…グスッ」
急に涙が…
ないこ「グスッ…」
…?
ないこ「…あまぃ、におい…」
おいしそう…
ーーーーーーー
ないこ「…わぁ…✨️」
おかしのいえっ!おいしそう!
でも、人住んでるかな…
ないこ「…あの、すみません!だれか、住んでますか、!」
・・・
ないこ「…だれも、いない?」
ないこ「グゥ…」
ないこ「あ、…」
…おなか、すいた…さっきもらったパン全部食べちゃったんだよな…
ないこ「…いいよね…?」
だって、おなかすいたし、…大丈夫だよね…
ないこ「…お、おいしい…」
がちゃ
ないこ「へ、…!?」
・・・
「おー食われとんな〜」
ないこ「え…ぅ…」
いふ「おー…子供な…」
ないこ「…あ、ご、ごめんなさい…」
いふ「大丈夫やでw」
…やさしい、人?
いふ「…君、お名前は?」
ないこ「お、おなまえ、…な、…いこ…です…」
いふ「ないこ、…」
ないこ「…おにいさんのおなまえは、?」
いふ「俺は、いふって言うんやで?」
ないこ「…いふ、さん、?」
いふ「呼び捨てでええのにw」
ないこ「…じゃぁ、いふ、おにいさん…」
いふ「うん!」
ないこ「いふおにいさんは、このおかしのいえに住んでるの、?」
いふ「そうやで〜」
ないこ「どうやってたてたの、?✨️」
いふ「ん〜?w」
いふ「…これ、誰にも言っちゃだめやで?」
ないこ「いわない、!」
いふ「…俺、魔法が使えるんよw」
ないこ「へぇ!✨️まほう使いだ!✨️✨️」
いふ「そうなんよ〜w」
ないこ「すごい、!」
いふ「ふふw」
いふ「なぁなぁ外でずっと話すのもあれやし、家ん中入らん?」
ないこ「家の…中、?」
いふ「おん。いまさっき作っとったシチューもあるし、ご飯とかもいっぱいあるし、」
ないこ「ご、はん…」
ないこ「…い、いいの、?」
いふ「全然大歓迎!」
ないこ「じ、じゃあ!おじゃまします!✨️」
いふ「はいどうぞw」
いふ「なんか適当に座っといてな〜」
ないこ「い、家の中はおかしじゃない、?」
いふ「あー外だけお菓子にした〜」
ないこ「へ〜…」
いふ「なんか食べたいもんとかある?」
ないこ「た、食べたいもの…?」
いふ「なんでもええで!ふわふわのパンとか、」
ないこ「…」
ないこ「…そ、それじゃあ、パンと、シチュー…」
いふ「え、それだけでええん?」
ないこ「うん…」
いふ「…じゃあ、ちょっと待っとってな」
ないこ「はぁい」
やさしい…人…
ごはんもよういしてくれてるし、食べたいものとか聞いてくれるし、…
ないこ「…やさしい、人…」
…前のお母さんも、やさしかったな…
いまは…
いふ「どう?うまい?」
ないこ「うん、!いふおにいさん、作るの上手、!✨️✨️」
いふ「ありがとなw」
ないこ「んまんま」
いふ「ふふw」
・・・
いふ「…なぁ、なんでないこは森ん中におったん?」
ないこ「へ…」
いふ「親とかも一緒な感じではなかったっぽいし…」
ないこ「…」
いふ「あ、無理に言おうとはしなくてええんよ?」
ないこ「…す、てられ…た…」
いふ「…そうなんや…」
ないこ「…ねぇ、おにいさん」
いふ「どうした?」
ないこ「おにいさんは、1人なの、?」
いふ「…うん…そうやね。1人やで。」
ないこ「ともだちとかもいないの、?」
いふ「まぁ、森の中やしなw」
ないこ「そっ…か、」
ないこ「ねぇ、おにいさん」
いふ「ん?」
ないこ「…おにいさんは、悪い人、?」
いふ「…」
ないこ「おれ、絵本でいっぱい読んだよ。まほうを使う人は、悪い人なんだって。」
ないこ「おにいさんは、…悪い人?」
いふ「…そうやな…」
いふ「まぁ、悪い人ではあるかもなw」
ないこ「…どんな、悪い人?」
いふ「ん〜?ん〜…」
いふ「…ないこの事を勝手に家に入れちゃう人、?」
ないこ「…?」
ないこ「おれのこと、家にいれたら悪い人になっちゃうの、?」
いふ「まぁ、そうやね〜…悪い人になっちゃうかもな〜」
ないこ「…なんで、?おにいさんはなんも悪くないのに…おれに、ごはんくれて、…やさしいのに…」
いふ「そう思ってくれてるのは嬉しいんやけどな…」
いふ「それでも、悪い人になっちゃうんよ」
ないこ「…じゃあ、」
いふ「ん?」
ないこ「おれは、ないこは、おにいさんのこと、悪い人だって言わないね?」
いふ「え…?」
ないこ「ないこ、おにいさんがいい人だって知ってるから、おにいさんが悪い人だって言われてたら、ちがうよって言う。」
いふ「…そっか、」
いふ「…じゃあ、今度は俺から質問な」
ないこ「なぁに?」
いふ「ないこ、俺の事好き?」
ないこ「うん!すき、!」
いふ「…もし、俺と一緒に住むことになったら、ないこはどうする?」
ないこ「…うれしいって、…思う…??」
いふ「…ふふw」
いふ「そっかw」
ないこ「ん?おにいさん、なんで笑ってるの、?」
いふ「ん〜?ちょっと嬉しくてさ〜w」
ないこ「うれしいことがあったの?」
いふ「あったあったw」
ないこ「へ〜!よかったね!」
いふ「うん、良かったなw」
ないこ「えへへ〜!」
いふ「☺️」
こんこん
いふ「はーい!」
ないこ「おきゃくさん?」
いふ「そうやで。だから、静かにな?」
ないこ「分かった!」(小声)
いふ「えらい!」
ないこ「えへへ!」
がちゃ
いふ「どなたですか〜…」
「あのここに、男の子は来ませんでしたか…髪の毛がピンク色の、5歳くらいの男の子なんですけど…」
いふ「…失礼ですが、その子とはどのようなご関係で、?」
「あ、申し訳ありません…」
お父さん「私はあの子の父親です。」
いふ「お父さん…ですか、」
お父さん「はい…」
いふ「ごめんなさい、そういう子は見かけませんでし」
<おとうさん、?
いふ「あ、…」
お父さん「ないこ!!!」
いふ「ちょ!」
ぎゅっ
お父さん「ごめん!ごめんな、!捨てたりなんかして、!!」
ないこ「…おとぅ…さん…?」
お父さん「あぁ、そうだ、ごめん…お母さんとの喧嘩で…それで…あんな事に…」
ないこ「…おかあさんは?」
お父さん「もう、居ないよ。」
お父さん「やっぱり、ないこの事を捨てるなんて出来なかった…だから、お母さんとは、あいつとは、もう夫婦じゃない。」
ないこ「…」
お父さん「だから、だからないこ、一緒に暮らそう。」
お父さん「贅沢な暮らしは出来ないが、でも、…」
ないこ「…おとうさん、おれ、」
お父さん「帰ろう。今すぐに…!」
ないこ「え…」
お父さん「あの、ありがとうございました。短い間ではありましたが、うちの子を保護していただいて…」
いふ「あ、いや…」
お父さん「あの、失礼ですが、お名前を聞いてもいいでしょうか、?なにか、お礼がしたくて、…」
いふ「あ、えっと…」
お父さん「お名前は?」
いふ「あ……いふ、って、言います…」
お父さん「……い、いふ…?」
いふ「…はぃ…」
お父さん「ま、魔法使い…の、?」
いふ「い、いや…」
お父さん「…ないこ、すぐに帰ろう。ここにいちゃ危ない。」
ないこ「え、?なんで…」
お父さん「お前、本で読まなかったのか!?魔法使いは危険なんだ!!子供のないこはすぐに食べられる!!その辺では有名なんだぞ!!」
ないこ「え…た、たべ…?」
いふ「…」
お父さん「あぁ恐ろしい…だめだ。ないこ、帰ろう。」
ないこ「え…」
お父さん「お前、もう俺らに近づくんじゃないぞ。」
いふ「…はい…」
お父さん「行こう。」
ないこ「あ、…」
いふ「…じゃあな…w」
ないこ「ぁ…」
お父さん「ふん」
いふ「…」
ないこ「…」
ないこ「…お、おとうさん!!」
お父さん「お、なんだ?」
ないこ「お、おれ、ここにのこる、!!」
・・・
お父さん「え…?」
いふ「な、ないこ…?」
お父さん「…だ、だめだ。ここになんて残ったら、間違いなくあいつに食われて…」
ないこ「じゃあ、おとうさんはおにいさんが人を食べてたところを見たの?」
お父さん「え…いや、見てはないが、」
ないこ「だったら決めつけないでよ、!それに、おれおにいさんとお話してるし、!あの人が悪い人じゃないって知ってるの!」
お父さん「けど…」
いふ「…」
ないこ「…おとうさんがなにいっても、ないこはおにいさんと一緒に住むの!決めたことなの!ないこが決めた!」
お父さん「え…」
ないこ「おにいさん!✨」
ぎゅっ!!
ないこ「おにいさん!一緒にくらそ?」
いふ「…あ…」
いふ「…w」
ないこ「…//」
いふ「はぁぁぁ…あん時のないこたん、まぁじ可愛かったぁぁぁぁ…今も可愛いけど。」
ないこ「いや…何年前の話だよ、////」
いふ「…13年…???」
ないこ「いつの話なんだよ!!////」
いふ「ええやんたまにはー!!」
ないこ「いっつもその話してるよ!!//」
いふ「だって…ほんまに嬉しかったんやもん…😗」
ないこ「よ、喜んでもらえたなら別にいいんだけどさ…///」
ないこ「でも、その話ばっかはさすがに飽きるよ///」
いふ「え〜?w」
いふ「恥ずかしいだけやないの〜?w」
ないこ「しねっ!!!////」
いふ「い”っっっっった”!!!!」
いふ「殴んなくてもいいじゃんか〜〜😭」
ないこ「ふん!今日のシチューなしね!!////」
いふ「え”ーー!?まろ死んじゃうよーー!😭」
ないこ「勝手に死んどけ!///」
いふ「うえーーーん😭😭」
ないこ「ふん!!///」
ないこ「今日ね!お兄さんがね〜!!」
お父さん「本当にないこはいふさんと仲がいいんだな…w」
ないこ「うん!✨️」
お父さん「…ないこは、昔も今も変わらないな…」
ないこ「そお…?」
お父さん「あぁ。無邪気なのも、あの人が大好きなのも…」
ないこ「だ、大好きっ…//」
お父さん「ふ…w」
お父さん「…ないこ」
ないこ「なぁに?」
お父さん「ないこは、今幸せか?」
ないこ「…幸せがなにかわからんけど、…まぁでも、毎日楽しいよ!」
ないこ「もちろん、父さんのおかげでもあるし、まろのおかげだし!」
お父さん「…そうか。☺️」
お父さん「ずっと、変わらないでいろよ」
ないこ「え〜?どうすんの変わってたら〜」
お父さん「その時はその時だなw」
ないこ「なんか怖〜w」
〜end〜
最後まで読んで下さってありがとうございました。
そして、前回の作品に多くの方がいいねしてくださった事、とても嬉しく思います。
これからもどうぞご贔屓に。
ご自愛ください。