深夜の路地裏に、鋭い音が響く。
「はぁッ…さっさと死んでくださいよ…面倒くさいですねぇ♪」
「そう言って随分楽しそうじゃねえか?」
戦いは五分五分…勝敗が着く気配が無い。
「…ッ♪」
葵が一瞬にしてノアの背後に回る。
「想定済みですっ!」
ノアが拳を振り上げる。
「もうパターンは全部覚えたぞ? 笑」
葵は攻撃を即座に交わす。
「流石ですねっ♪」
「では、これでどうでしょう?」
ノアが”何か”を取り出す。
(ッ…?あれは…)
トアが疑問に思っている間も つかの間。
「ッちっ…!」
次の瞬間。
「ぐッ!?」
トアが宙を舞う。
「ッ♪ おい、大丈夫かよ? 笑」
「ッ…!」
「何かお前、いつもより弱くねぇか?」
「…」
「怖いか?」
「っ!」
「はっ!そうかよ」
葵が笑う。
「すみませんが、お話の時間はあげませんよ?」
ノアが葵の背後を取った。
「おっと。足ががら空きだぞ?♪」
「ッそれはどうでしょうね?」
ノアはもう拳を振り上げている。
_だが、
「よっとッ!!」
とてつもない速さで、葵に蹴りを入れる。
「ッ♪」
葵はバックステップで交わす。
その瞬間。
ガシッッ!
「ッ…!」
ノアが一瞬だけ焦りの表情を浮かべる。
(2人共速すぎる…見えないッ…!)
トアは動かない。
…いや、正確には動けないのかもしれない。
「ッおら”ッ!」
そのままノアを地面に叩きつける!
「ッく”っそ…ッ!」
ノアは小さくそう呟いた。
「…すご過ぎる…」
トアは無意識にそう言う。
「…」
「ッ…!」
ジロッとノアが、トアを睨みつける。
その目は蛇のように鋭い。
「よそ見は禁物だぜッ?♪」
葵がノアを殴りつける。
「ッ”ッ…!」
ノアはそれをまともに喰らう。
「ははっ…!お前もこんなもんか?♪」
「…舐められたものですねぇ…」
ノアは立ち上がり、再び笑みをこぼす。
「まだまだこれからですよ♪」
戦いは、まだ終わらない。
続き▶♡×100
コメント
4件
すげぇなやっぱこの人 物語の戦闘とかめっちゃわかりやすい
おおお!!すんごい白熱してら!!!✨ あーこういうバトル漫画描いてみたいな~……モシヨカッタラカイテモ…