いつも通りの日々。
いつも通りの風景。
それが、こんなに苦しいことなんて。
「おはよー」
「・・・・・・・・・」
いつも通りの反応。
教室の角では、話し声に紛れて数人が悪口を言っている。
今日も、きっと放課後に呼び出されて叩かれるのだろう。
〜25時〜
「はぁ・・・」
絆創膏を貼り忘れていることを思い出し、重い体を起こした。
机の方へ歩いて行くとパソコンに通知が来ていることに気がついた。
ツ◯ッターに、DMが来ていた。
「K・・・?」
ニーゴのK?いや、人違いか。
とりあえず読み進めてみることにした。
「えーっと・・・『こんばんは。突然ですが、私と曲を作りませんか?
あなたの曲がとても素敵だと思い、一緒に曲を作りたいと思いました。』?」
・・・スパムかな。
あなたとか言っちゃってるし。
このURL、アクセスしていいのか・・・?
変なウイルスとかに感染しそうで怖いんだけど。
返信してみるか。
「すみませんが、急に『曲を作らないか』と言われても困ってしまいます。
詳細を教えてくれませんか?」
焦って若干スパムっぽくなっちゃった。
これどうしよう。
そう思っているあいだに、返信が来た。
「困らせてしまい、ごめんなさい。“25時、ナイトコードで”のKです。
最近編曲も私担当になってしまっており、私は別にいいのですがAmiaやえななんなどに
心配されてしまうため編曲担当を探しているところに白さんの音楽を見つけたんです。
私達と曲を作りませんか?」
ニーゴのK?じゃあ、このURLはナイトコードのURLか。
スパムらしさも無くなったし、アクセスしてみようかな。
もし変なことになってもパソコンには詳しいし、なんとかなるよね。
そう思い、URLにアクセスすることにした。
〜ナイトコード〜
「K!白さん来てるよ!」
「本当だ。よかった・・・。来ないかと」
「はじめまして。急にDMが来たので、驚きましたよ。」
なんとなく気になり、共有フォルダを見てみることにした。
「untitled・・・?」
「え、白のパソコンにもうuntitled出てる!?」
皆の声が揃う。
どんな曲か気になり、開いてみることにした。
「眩し!」
パソコンの光があまりにも眩しく、目を瞑った。
目を開けると・・・
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