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そしてなんやかんやで入学式が終わった
私達はトボトボと廊下を歩いていた
アズ「おい」
入間「はい?」
君は代表挨拶のアスモデウス君…
〜中庭〜
…ついて来てしまったが…
矢張り怒って…
アスモデウスは何かを唱えている
すると入間が居た場所が爆発した
入間は間一髪で避けていた
アズ「我が名はアスモデウス
先の入学式で代表の挨拶を“するはずだった”者だ…」
うっ…
アズ「先の挨拶…君達が抜擢されたのは明らかに理事長の依怙贔屓だ!
呪文も理事長の入れ知恵のパフォーマンスだろう!
そして先程の私や教師に対しての謝罪…あの堂々たる宣言…素晴らしかった
私は…実に悔しい…!」
あれ今褒められた?
アズ「せっかく…せっかく今日のために制服も新調したというのに…っ!!」
矢張りまだ謝りが足りなかったか…?
謝らなければ…
アズ「晴れ舞台を汚された私には…
君達が優秀な悪魔なのか確かめる権利がある!」
悪魔じゃないけどな
アズ「なぁ!?」
オオオオオオ!という声が上がった
入間「いつの間にこんなギャラリー…ッ!?」
アズ「私が呼んだ
さぁこの衆人環視の下…私よりも実力が上だということを証明してみせろ!
その身をもって!!」
私は攻撃体制に入る
『異能力_Another エピソードS
羅生門!』
私は芥川龍之介の異能を発動させ攻撃が当たる前に空間を切断する
「中庭で主席と特待生が殺し合いだってよ!」
「面白そう!どっちが死ぬのかな!?」
面白がるな!命を軽んじるな!
「おーやってるやってる」
あ、危ない
空間切断っと…
「流石アスモデウス!
火球をあんなに操れる新入生はいねぇよ!」
「特待生の方は風下だし隠れる場所も少ない」
「自分に有利な条件で公開処刑ってことか!」
「エッグーイ!
痺れるぜ!」
「いやでもさぁ…
全然当たってなくね?女の方は避けてすらねぇし
なんか服から出して攻撃切断してね?」
アズ「なんっ
きっ貴様ら…何故当たらない…!?」
入間「すっすみまっすみません…」
『フッ』
入間は修羅場を連れ回されて守備力♾と聞いていたが…
まさかこれ程とは…良くも悪くも無害な人間なものだ
「特待生凄ぇなあ」
「まだ一回も攻撃してないぜ」
「え何?
手を出すまでないってこと?」
アズ「私など…攻撃するに値しないということか…ッ」
もし当たったら怪我をしてしまうだろう
入間「いえいえいえいえ!!
ぼっ僕なんかほんと虫ケラみたいなもので…」
「てめーは虫ケラ以下だとよ!」
「さっさと尻尾まいてにげろとさ!」
「いいぞもっと罵(や)れ!!」
入間「ちっ違うんですッ!!!」
『おい,アスモデウス…』
私は思わず声を掛けたが…