デスゲームです。 デスゲーム。
⌒ にき×しろ
「 ? 眠。 」
…… なぁ、 なぁ。 ここどこ ??怖いんやけど。何?
「 ぼびー 、 おはよ。 」
あ、ニキ。 ニキおるなら 安心、かな。
なんて、 束の間の安心。
きー んこ ー んかー ん こ ーん
小学校でしか聞かないような、ポップなチャイムに何故か不快感を覚える。それはニキも一緒なのか、顔を見合せた。
____ こんにちはこんばんは。 これから お2人には ー、 命の奪い合い。簡単に言うとコロシアイをして頂きます 。____
「「 は? 」」
俺らはお互いに困惑の声を漏らした。こんなことをした目的は? 手段は?何も分からない
____ 自殺もアリ 、 殺し方も制限無しだよ。それじゃあ、頑張って。____
お互いの 目の前に 、 ナイフや銃が置かれた。俺達はたかが一般人。何故?
「 出るところを、 探してみよう 」
口を開いたのはニキだった。きっと、俺の恐怖に潰されそうな顔を見て耐えられなくなったんだろうと、 彼に感謝をして。
ぴぴっ、 と 嫌な音がした。
壁に タイマーが見える 。
___ 10.00 ____
___ 09.59 ____
制限時間は、10分。
____ あ! 忘れてたけど、制限時間以内にどちらも死なない場合、 お二人共退場になりますので、ご注意を!____
また、意味のわからないことを言い残し。
「 …… 出れそうにないね 。 」
なら、 なら。 ニキの方がきっと。生きている価値がある気がして。 俺が生き残るくらいなら。きっと。
そう思っては 俺はナイフを持った。
「 ぼびー、? 」
困惑したような ニキを見て、 俺は自分の腹にナイフを向ける。ここ、に刺せば俺は死ぬ。それくらい、俺の頭脳に入っている
「 まっ、て 、 待ってぼびー 、 」
「 どっちかが 、死ぬしかないんやろ? 」
あぁ、手が震える。怖い。しにたくない。
「 俺、 ニキと 会えて 幸せやった。 」
死にたくない、 嫌だ。まだ一緒に、
「 お前が死ぬのは 、 気に食わんから。 」
最後だけは、 笑って
「 じゃ ー な 。 ニキ 」
。
「 まっ、 てぼび、 …… 」
ぐさ、 なんて 嫌な音が。響くわけでも、何をする訳でもなく 鳴って 。
。
なんで、ぼびー。俺は。俺はさぁ。
ねぇ、
「 好き、だよ。 」
どんどん冷たくなっていくぼびーを抱き抱えて 。
「 …… 俺、 も。 」
苦しそうに 笑う ぼびーを 何も出来ずに見つめながら。
「 ねぇ、 …… 来世では、次の世界では、 結婚しようよ、 」
なんて、出来もしない現実逃避。
「 しゃ、 ないなぁ、 …… 、」
そう笑うお前に、 俺の涙を何滴も垂らしながら。
死んでいくお前を、 ただ 愛して。
泣き叫んだ
____ ニキ × しろせんせー 。 ____
生者 、 ニキ 。
、
物語です。久しぶりの
コメント
2件
もうほんとにありがとうございます涙でぐっちゃぐちゃです!!!ほんとにしゅりさんの物語好きすぎる、
うぐッッ( ’ᾥ’ )相変わらずうますぎる😭 勝手な妄想だけどこの後ニキさんが自♡♡♡ようとしてそれを幽霊になったせんせーが止めて…とか、ニキさんが生きてる間に生まれ変わったせんせーに会って…とか、、もうなんか最高すぎて言葉にできない、!!! ありがとうございます!!