スタート
カシャ!📷
スタッフ「こっち向いて下さーい!」
カシャ!📷
スタッフ「次はこっち!」
カシャ!📷
スタジオにはスタッフ数十人と数台のカメラ…
そして…
そのモデルは神から授かったような美しい容姿を持ち揃えていて
今…日本で人気の現役モデルの役者である
だが…
そんな彼女は芸能人でもある
他の芸能人から恨まれることも多いが…
みんな恨みを忘れて惚れてしまう…
そしてファン達は今日もその名をあげる
スタッフ「いや−!」
スタッフ「やっぱ可愛いよな−!あの人!」
スタッフ2「まさに1000年に一度の美女!だなw」
スタッフ「それもほとんどメイクなしだぜッ?!」
スタッフ2「ほんとな~」
ーーー「あら?」
ーーー「スタッフさんこんな時間までお仕事なの?ニコ」
スタッフ「?!/////」
スタッフ2「う、”URARA”さん?!/////」
麗羅「ふふッw」
麗羅「こんな時間まで残業お疲れ様ニコ」
スタッフ「い、いえ!/////」
スタッフ「このくらいお安い御用ですよッ!/////」
麗羅「フフッw」
麗羅「じゃあ私はお仕事終わったのでお先に失礼しますねニコ」
二人「は、はい!//////」
ガチャ…
麗羅「ただいま…ボソッ…」
無駄に広いリビングに
鼻が曲がるほどのきつい金木犀の匂いが部屋中に漂っている
今日も一日の仕事を終えて大嫌いな両親が買った家に帰ってきた
麗羅「ポンちゃんいる~…?」
唯一私が家族と思っているのがハスキーのポンちゃんだけ…
ポン「ワンッ!✨」
麗羅「お利口にしてた~?ナデナデ」
ピロン
麗羅「…スッ…」
LINE▷▷マネージャー:ご両親の方から明日からの学校が…
麗羅「…ポチポチ…」
LINE
マネージャー:ご両親の方から明日からの学校が変わるとの伝達を承りましたので明日からは
”輝星高校”に通うことになるそうです!
URARA:ありがとう、制服はどうなっているの?
マネージャー:エリート高校ですので決まりはほとんどないそうですよ😀
URARA:分かった、じゃあ準備しときますね😌
マネージャー:後日お迎えにあがりますね!
麗羅「…めんどくさ…ボソッ…」
ポン「ワフ~…?」
麗羅「…今日は寝よ…ペタペタ…」
ブーン…💨
麗羅「ボーッ…」
マネージャー「良いですね~!転校初日がこんなにいい天気なんて!」
麗羅「そうねニコ」
マネージャー「でも!URARAさんの方が太陽よりもずっと輝いてらっしゃいますよ!」
麗羅「(いらないお世辞ね…)」
麗羅「ありがとうニコ」
大抵、私のマネージャーになる人は金目当てか私の体目的
私をそこら辺の軽い女と認知していつもこういう安っぽいそこら辺に落ちてるような言葉をかける
正直バカにも程がある
だけど
知らないフリをしてる私も私で馬鹿だ…
マネージャー「あ!着きましたよ!URARAさん!」
麗羅「えぇ、ニコ」
麗羅「じゃあ私はここで降りるわ」
マネージャー「お気をつけて~!」
バタン…
キャー♡
URARAちゃ−ん♡
こっち向いて~♡
手を振って~♡
麗羅「ニコ👋」
キャー!♡
麗羅「(……笑顔だよ…笑顔…)」
ーーー「ぁ゙ッ?なんや…女どもがやけにいつもよりうるさい思ったらッ…」
ーーー「今日有名人でも来るめぅ~?」
え!待って!
キャー♡
麗羅「(生徒会…?)」
ーーー「ガチうるさいわぁ~…」
ーーー「はいは~い👋」
ーーー「手振んなやッ…」
ーーー「え~(´・ω・`)」
ドンッ!
麗羅「ドサッ!」
ーーー「ぁ゙?なんやねんッ…お前ッ…」
麗羅「…ごめんなさい…ニコ」
麗羅「私が前をちゃんと前を見てなかったせいで申し訳ございませんペコ」
ーーー「はッ?」
麗羅「では…私は行きますね…ニコ」
ーーー「?!/////」
麗羅「スタスタ」
ーーー「(い、いまッ…俺ッ…あいつにッ…////)」
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