「もし時間を戻せるのなら、この世界が終わるという宣言を受けた日に戻りたいです。」
「お願いします。時間を、戻してください。」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
俺はすごい速さで起き上がった。
「…なんだったんだ…あの夢…」
俺の名前は水無瀬結衣人(みなせゆいと)、、ってなんかやった覚えあるな、、まぁいいか
友達が1人も居ない陰キャのアニオタだ。
「結衣人ー!おはよう!」
こいつは一之瀬遥(いちのせはるか)。俺とは昔からの腐れ縁で、まぁ友達が1人も居ないって言ったけどこいつが唯一の友達だ。
そして俺はこいつのことが好きだ。あんま言いたくないけどこいつも俺のことが好きだ。
幼馴染の特権というやつだろう。だが、付き合ってはいない。
ただ単に俺はヘタレってことだ。本当は今すぐにでも付き合いたいけど、話すだけでも精一杯で目の前が真っ白になる。
「おはよう。」
俺はしっかりと遥の話を聞いていつもみたいに目の前が真っ白にならないように専念しながら学校に登校した。
学校につき、遥と別れ、俺はいつものようにソシャゲのアプリを開いた。
その時、先生は急いで教室に来た。
「皆さん、落ち着いて聞いて下さい。」
「今日で、この世界は終わります。」
「え?」
「1週間後に隕石が地球に落下し、跡形もなく消えるとのことです。」
流石に嘘だろうとソシャゲのアプリを閉じ、調べた。
「本当、、だ、、。」
「信じてない人もいると思いますがはっきりといいます。1週間後、この地球に隕石が落下し、跡形もなく消えます。今日は緊急会議を開くので生徒の皆さんは下校してください。もちろん部活もなしです。」
先生に追い払われるように俺とその他の生徒が下校した。
俺はすべてを思い出した。
死に戻りしていることを
前の遥は家に帰って8時位に先生の連絡が終わると同時に連絡が来るはずだ。
前までの俺は遥と付き合うのを怖がっていたけど、今の俺は遥と付き合うのを怖がったりしていない。だから、多分行ける。
なんで死に戻ったのか、それか時間が戻っただけなのかわからないけどやるしかない。
「俺なら、行ける。」
俺は決意した。
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