歌川琴 江戸時代から来た女の子。美しい瞳などは、まるで姫のよう。優しい女の子
西野聖 少しだらしない男の子。優しくて少し大人しい。思っていることは、すぐ雰囲気で出す。いつも優愛と大輝と遊んでいる
石田大輝 サッカーをするのが大好き ダイピングが得意
松井優愛 スポーツが得意な女の子。ゲームやネットも好き。
☆☆☆☆
「おぅ〜い!聖!優愛!放課後あそぼーぜ」
25分休みの時間。
僕と優愛は、次の授業のために準備をしていると、大輝が遊びを誘いにきた
「うん、いいよ。手ブラでいい?」
「うん!いく!」
優愛と僕がハモる。
「手ブラで来て。ゲームやろ」
僕、西野聖。小学5年生の男の子。もうすぐ小学6年生だ。
今年の日本は、冬なのに暑かったり寒かったりすごく気候が激しかったな。
それで、優愛と大輝がうんざりしていたっけ。
「今日、おれんち、集合な」
「いや、僕の家にしよう。ゲームいっぱいあるし」
「そーだな。別にいーけど」
☆☆☆☆
放課後
約束通り、大輝と優愛が集まった
「ちょっと、お菓子持ってくる」
僕は席にたって、キッチンの引き出しの中を荒らす。
あ、チョコあったあった
チョコを取ろうとした瞬間。
一面に眩しい光が広がった。
目を開けてられない
なんだ….これは?
おそるおそる目を開けてみると、着物を着た、見知らぬ女の子が立っていた
女の子は、周りをキョロキョロ見ている
「ここは….?」
女の子が、きょとんとした声で言った
「えー!!!!!!!!」
思わず声を上げて、尻もちをつく
「お主は…?」
え!??!?
ちょ、どーゆこと?!
「なになにー?」
「聖。どーしたの?」
二人が、ドアを開けた
「ひょえ?!」
大輝がマヌケな声を出す。
続けて、琴も蒼白な顔になっている
「うわ、聖のカノジョ?超美人じゃん!!」
「ついに彼女!?」
二人が驚いていたのは、そっちか…
「ちゃうわ!!!」
バカか…
「え、じゃあ…誰?」
優愛に問われても、言えない。言っても信じてもらえなさそうだ
僕はもう一度、着物を着た女の子を見る
「あの、誰…?魔法使い…?」
「魔法使いではなぬ!(魔法使いじゃない!)」
「え、なになに…」
大輝も少し固まる。
僕は、詳しく二人に説明すると、石像のように固まった
「ここは、どこじゃ…?」
「どこって…日本だし。僕の家。」
「….!!」
僕がそう言うと、何かを思い出したように、着物の女の子の顔が変わった
「今は何月何日の何年じゃ!?」
「2025年の、3月✕日だけど….」
「タイムマシンに成功しておるのではないか!!!」
タイムマシン!?なんのこと!?!?!
も、もしかして….
僕は、おそるおそる聞いた
「え、もしかして…未来人?」
「未来人とやらか?(未来人??)」
「んん、なにかなんだか、分からねー、」
僕はつい、口にしてしまう。
「わしは、江戸時代から来たのじゃ」
僕と優愛と大輝が声をあげて、驚いた
「タイムマシンって、実在したんだ…」
僕はおずおずと言った。
「どこで売ってるの?」
やっと大輝が口を開いた
「売っておらぬ。」
女の子はそう言うと、センスを開いた
「わしがタイムマシンを作ったのじゃ。未来の日本を見たくてのぅ」
「え」
三人でぽかーんと口を開けてしまう
「ところで、お主達。名をなんという?」
つばを飲み込んで、深呼吸を整えて、言った
「西野聖だよ」
「俺、石田大輝」
「私は、松井優愛」
三人で自己紹介をする
「聖どの。大輝どの。優愛どの。わしのことは、琴と呼べ。歌川琴だ。世話になるぞ」
え、それって…
「ここに泊まるの?」
「家など、なくてのう。泊めさせてくれぬか?」
確かに、僕には兄弟がいないし、ずっと…暇だから…
「うん、住む家もなさそうだしね。いいよ」
「ありがとう」
琴が小さく礼をした
「いっや、すっげー!まじか!江戸時代!江戸時代ってどんなとこー?」
「私、江戸時代について興味があるの!良かったら教えて!」
優愛と大輝がはしゃぐ。
ま、そりゃはしゃぐよな….
「わしの時代はのう…」
こうして、僕と琴とパパとママとの4人の共同生活が始まった
☆☆☆☆
ママとパパに事情を説明するも、状況が理解できず、事情を説明するのも大変で、やっと事態が飲み込めたみたい
「琴、家に帰れるまでゆっくりと、我が家で過ごしてくださいね」
お母さんとお父さんがニコニコと言う
すごく大歓迎状態みたい
「うむ!ありがとう」
現代の僕と江戸時代の、琴と住んだら、どんな生活になるんだろう
なんだか楽しみだな。
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