cat cafe 小我太
「、、、、」狂唖が来て1週間経った。狂唖は誰よりもテキパキ働いてた。意外と掃除や洗い物は好んでやってる。狂唖自身少し綺麗好きらしい。頭がいいから頭の回転も早いし、、メモなんて取らなくても客の注文が全部頭に入ってる。でもできないことが2つ、、一つ目は、、「、、!?痛っ」「あ、また包丁で怪我したな」そう言い俺は狂唖に絆創膏を渡した。「小我太〜、やっぱり狂唖に料理は無理だって〜」加四六はそう言い厨房を覗き込んだ。「、、そう、、じゃあ、狂唖も注文取りに行って、、」「ハイ〜、、」「やっぱり、今働いてる人の中で1番料理を任せる見込みがあるのは優だけだな、、」「それは僕も思うよww」そうかなさんは笑った。
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狂唖ができないことのもう一つは。「お兄さん、注文いいかい??」「、、、、」「え、あれ」「、、逃げた、、おい、行け千鶴」「え、えぇ、、すみません〜お客さん〜注文どうぞ」「あぁ、、え〜っと、、」もう一つは年上男性と話すことだった。多分阿蚋や父親の影響、、「、、狂唖にもトラウマはあるもうですね、、」「ハハ、僕なんてたまにそっぽ向かれるよ、、」「それはかなさんがちゃんと怒んないからですよ」「ハハ、、でも狂唖君は以前より口数が少ないよね、、小我太なりに何でかわかるかい??」「何で俺、、」「親友だろ??」「、、んー、、あれが狂唖に素なんじゃないですか、、」「、、そうか、、」
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3時間後。
「あー!!終わった〜!!」「ハハ、みんな今日もお疲れ様」「夜ご飯しようぜ〜」「そうだね」「僕も今日は用事があって、、すまないがもう帰るよ」そうかなさんはエプロンを脱いだ。「、、あ、き、切嗣さん、、」「、、??」珍しく狂唖からかなさんに喋りかけた。久しぶりに狂唖が自分から喋ったのでみんなは自然と黙った。「、、??どうしたんだい??」「、、えっと、、明日お休み貰えませんか、、」「、、随分と急だねww」「すみません、、」「、、まぁ、、明日は月曜だし、、客数も少ないだろう、、それは狂唖君は来てから一度も休んでないからね、、了解したよ」「、、どうも、、」「何処かお出かけかい??」「、、まぁ、、」
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「、、へぇ、、狂唖も出かけるんだな、、」加四六はそう言いお菓子を口に運んだ。「どこ行くんだろうね」「さぁ、、そういや、お前(小我太)明日風磨とデート??」「、、デートっていうか、、ただ新しい料理本見に行くだけだよ、、」「どーせ、明日風磨の家泊まるんだろ〜」「うるさいな、、」
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次の日
「明後日大晦日だな、、」「、、本当だ、、今年もみんなで集まるのかな」「俺はそうしたいな〜まぁ、去年みたいにお前と年越しでもいいけど」そう風磨は俺の顔を見た。「、、あぁ、、そういや去年はそうだったね、、」「そうそう〜、あ、この料理本どう??」「、、和食か、、」「俺和食好き」「、、あのね、、風磨のご飯作るために買うんじゃないんだよ、、お店のためなの〜」「へいへい〜ww、、ん、、あ」「、、??どうし、、き、、狂唖」「何してんのお前??」「、、、、」そこには狂唖と狂唖の肩ぐらいの身長で目つきが悪く、目の隈が酷い男の子が隣に居た。「、、お前子供いたの??」「違う!!」そう狂唖は風磨の頬を叩いた。「叩くなよ!?」「、、これは孤児院の子、、」「え、、ハイ??」「俺偉いから面倒見てやってんのよ〜」「うるさ」「墻音、そんなこと言っていいの??今すぐ帰らすぞ」「お前ら(狂唖)はここで何やってんの」「墻音が孤児院の婆さんが誕生日だからプレゼントって、、田舎にある孤児院だから、、何も買えないんだよな、、」「、、へぇ、、この子と一緒に買い物行くために今日休みとったんだ、、」「まぁ、、」「、、初めまして〜、狂唖の友達の小我太です〜」「風磨です〜」「、、月城墻音(つきしろ かきね)です、、」「墻音、小我太はいいけど風磨とだけは喋るなよ??菌が移るぞ」「小学生のイジメか、、」「それより早くプレゼント決めなきゃさ、、電車なくなるって」「、、そーだな、、あ、墻音、俺と手は繋げよ」「うるせぇよ!?俺もう11だぞ!?」そう墻音君は狂唖の手を振り払った。「あぁ!?クソ餓鬼ぃ!?迷子になっても知らねえからなぁ!!」「ならねぇよ!!」
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数分後。
「、、迷子になった、、」「ハイハイ、お決まりお決まり」「小我太ぁぁ、どうしよう〜」「墻音君は風磨と一緒だってさ、、フードコートで待ってるらしい、早く行こう」「うん、、」「、、何で孤児院の子の面倒なんて見てるの??」「、、それは、、俺がただ子供が好きで、、」「え??」「え??」「、、へぇ、、意外、、」「、、あれ、、俺小我太に言ってなかったっけ、、組織にいる養成って言う組織の見習いの子供達も面倒見てるんだ〜」「、、へぇ、、」「、、墻音は虐待する親から逃げて来たんだって、、孤児院に居る他の子も、、色んな子居るんだよ」「、、もしかして俺と駆け落ちしたら孤児院の子の面倒見ながら過ごす気だったの??」「うん」「、、ハハ、、平和だね、、」「まぁ、、ん、あ!!墻音!!」「お前どこ行って、、っ!?痛えよ!!」「ゲンコツ」「する必要ねぇだろ!!」「お前風磨の匂い臭えぞ、帰って早く風呂入れよ、次会った時まだ風磨の匂い残ってたら一緒に寝てやんねぇからな」「別に一緒に寝なくていいわ!!」「、、ハイハイ、、プレゼントはもう買えたんでしょ??俺達は帰るよ」俺はそう狂唖に言った。「え、あぁ、うん、、ありがとう」「ハイハイ〜」
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帰り道。
「でも意外だな、狂唖が子供好きなんて」風磨はそう言った。「まぁ、、確かに、、」「アイツ(狂唖)も子供みたいだから気が合うのかな」「風磨はもっと狂唖に嫌われたいの??本人の前で言うなよ」
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