※ 大森さんしか出てきません。
夜は人を悲観的にさせる_______
夜になると枕を濡らす。
夜になると明日が怖くなる。
夜になると裏切られるのが怖くなる。
夜になると孤独が怖くなる。
夜になると独りが怖くなる。
夜になると居場所を失うのが怖くなる。
夜になるとヒトが怖くなる。
夜になると明日の朝が怖くなる。
夜になると明日の準備をするのが嫌になる。
夜になると明日の朝鏡を見るのが嫌になる。
夜になると明日笑顔を作るのがめんどくさくなる。
午後10時。
今日も日が沈み、月が昇った。
そして、月が輝き始めたとき夜が始まる。
空は昼間に見せた青さはなく、真っ暗な闇が広がっている。
僕は泣く。明日が不安だから。
明日何が起こるか怖く、感情を抑えることができなかったから。
午後11時。
辺りは真っ暗。
家の小さな明かりと街灯と月明かりだけが輝いている。
もう子供たちの輝いた声は聞こえない。
もう光り輝く太陽は見えない。
僕は逃げる。人に裏切られる恐怖を感じたから
闇に呑み込まれるのを逃れるべく。
午後12時。
家の小さな明かりさえもなくなる。
街灯と、月明かりと星が輝く。
中々夢の中へと行けない今日は作曲する。
僕は書く。孤独が怖いから。
書いて誤魔化す。書いて逃れる。孤独という闇から。
午前1時。
もう空は青いのではないか。
朝焼けが見れるのではないかとカーテンを開け
空の青さと太陽を探す。
そこには金色に輝いた月と、色とりどりの星が幾つもある。
僕は落ち込む。独りの恐怖を知っているから。
外には人1人いない。僕だけの惑星のようだ。
午前2時。
段々と夜が恋しくなる。
太陽が昇ると仕事に行かなければならない。
このまま眠れなければ明日の仕事に支障が出てしまうのではないかと不安が募る。
僕は羊を数える。
明日迷惑をかけたときのみんなの心境を理解しているから。夜に戻ってもう一度やり直したい。迷惑をかけたら僕の居場所が無くなるのではないかと怖くなる。
午後3時。
窓の外を見ると朝帰りをしている大学生。
仕事からやっと帰ってきたスーツの人。
今から出勤の人。
人が出てきたことから時計を見なくとも
もう朝になる事が何となく理解出来た。
僕は安堵する。僕独りじゃなかったから。
でもたまにヒトという存在が怖くなる。
直後にまだ寝れていないという不安に襲われる。
午前4時。
空が朝になる準備を始める。
月が沈み日が昇る準備を始める。
そして気温が下がり始める。
僕は怖くなる。朝が始まるから。
仕事が始まるから。
午前5時。
月が沈み、日が昇った。
気温は低い。4月と言ってもまだ朝と夜は冷える。気温は8℃。
窓を見ると朝焼け空が広がっている。
人もちらほらと出勤を初めている。
僕は準備する。朝が始まったから。
仕事を始めるから。
午前6時。
太陽がカーテン越しに朝を伝えている。
鳥が鳴いて朝の匂いを感じさせる。
僕は鏡を見る。目は真っ赤に腫れている。
午前7時。
僕は今日も今日とて笑顔を作って貼り付ける
𝕖𝕟𝕕
解説のストーリーあげるかもしれません。
時間があれば。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!