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🐙🌟「 」
👻🔪[ ]
👻🔪side
突然だが,俺は虐められている。
理由はわからない。でも高校生なんてそんなもんなんだろう。
気に入らない,イラッとしたから,そんな簡単な理由でいじめているんだ。きっと。
「小柳くん」
[あ?]
「辛かったら話聞きますから」
「僕だけは友達です」
[ん]
こいつだけは,俺の話を聞いてくれる。
俺の味方でいてくれる。
バッシャーン
[…]
モブ(wwwww)
モブ(こいつびしょ濡れだぜw)
モブ(これじゃ狼じゃなくて濡れ鼠じゃねえかw)
こんな暴行なんて日常で他にもSNSで陰口や俺の嘘の悪評を広めている。
そして家ではそんなことあるわけないという風に振る舞わなければいけない。
誰だって親に虐められていることなんかバレたくないだろう。
いじめっ子から傷を付けられることもだが自分で傷をつけていることだってバレたくない。
最初は少しの好奇心だった。
ある日ネットで見つけたストレス解消法だった。
けれど,毎日自分で傷をつけるうちにそんな行為をしないと落ち着けなくなり,そんな自分に嫌気がさす。
そして学校でバレるとそれをネタに陰口を言われ,暴行される。
毎日毎日そんなことの繰り返しだ。
そんなくだらない世界いらないと思う。それでもまだましだ。
だって俺には星導がいるから。
あいつがいるだけで,話を聞いてくれるだけで,庇ってくれるだけで,俺はあんな小さく残酷な世界でも生きていける。
これはきっと依存だ。
それでも俺は星導がいなかったらもう諦めていただろう。
時が経ち,俺たちは高校3年生だ。
学年が上がり,いじめはおさまるかと思っていたが逆だった。
もう大学に行くといじめが出来ない,と考えそれまでのストレス発散にとでも思っているのかもしれない。
いじめが酷くなる一方で俺は思った。
こんな俺,生きていても,死んでいても,誰かに関係ある訳では無い。
けれど,俺がいなくなったら俺のことを考えて欲しい。
そんな承認欲求に近いこの気持ち,世間の一般論に当てはめて良しとされるのだろうか。
それでも,それでも,そう思ってしまうのは多感的な今だからか,俺の性格か。
そんな俺は決めた。
もうこんな世界から逃げ出してしまおうと。
[星導]
「どうしましたか,小柳くん」
[俺,こんな世界すっげーくだらないと思う]
[だから逃げるわ]
「…そうですか」
「僕に他人の事をどうこう言う権利はないです」
「だけど,僕はもう少しでいいので一緒にいたいです」
[そうか,ありがとな]
[でも,もうきめたからさ]
🐙🌟side
小柳くんは踏切に身を投げた。
この世界から逃げ出した。
「あ~あ,せっかく僕に依存してきてくれてたのに」
「ねぇ,なんで死ぬぐらいまで追い詰めたわけ??」
「俺そこまでやれなんて言ってないんだけど」
モブ(ご,ごめんなさい)
モブ(許してください!)
「まぁ,いいや」
「だって小柳くんは僕に依存した綺麗なまま死んだんだから」
「あぁ,でも小柳くんがいない世界なんてつまらない」
モブ(そういえば星導と小柳自殺したらしいぜ)
モブ(あ,それ俺も聞いた)
「小柳くんずっと大好きだよ…♡」
どうでしたでしょうか,??
ある曲をモチーフにして書きました。
解釈違いなどあるとは,思いますがこれからも書き進めていきたいと思います。
自分のペースで書くのでゆっくりにはなりますが,もしよければ読んでいってください。
修正 2025.3.30
コメント
2件
時差かもしれないコメント失礼します! ある曲って少女レイですかね!? どろどろな感じが好き😊