きんときside
きっとnakamuもこの話をしたら嫌われると思った、それほどの事をしてしまったから
だから、いまだにカールさん…俺の事を拾ってくれた人にも話せていない
でも…nakamuなら平気だって思えた
理由は分からないけど…そう思えた
だから
き「じゃあ、話すね」
N「わかった」
きっと…大丈夫!
俺は本当は王都に住んでいた
母さんと父さんとそれはもう平和な生活を…
でも、俺が5歳の時軍の人達が来て…まぁ、恐らくは能力者ということがバレたからだろうけどすぐに軍に連れてかれた
その時父さんとはそこで別れた
それ以来父さんとは1回もあってない
そしたら母さんと俺は何やら城の地下に行かされて着いた部屋は医務室のような場所だった
病院用のベットが5つとデスクが2つ椅子が3つあって棚には薬品や本が並べてあった
白衣を着た男「ここに来た奴の傷を直せ」
そう言って母さんと俺を連れてきた人は部屋から出ていった
正直何が何だか状況が分からず昔の俺はパニクった…でも、今思えばあそこですぐに逃げ出せばよかったと思ったよ
訳が分からず母さんにくっついていると俺と同じくらいの男の子が入ってきたんだ
確か…黒い髪に緑色?の目を持った子だったかな、腕と足両方とも血だらけで入ってきてそりゃびっくりしたよ
服装は何か普通に白のTシャツに白の短パン姿だった
でも、母さんはすぐに何も言わずにその子の傷を治してた
そしたらその子も何も言わずに傷が治るのを待っているようだった
黒髪の男の子「ありがとうございます…」
そう言ってその子は出ていってしまった
本当はなんでそんな怪我してるの?とか聞きたかったけどそんなこと言う前にその子はそそくさと出ていってしまった
き「母さんまた、あの子来るかな?」
母「そうねぇ…来るかもしれないわね」
軽く聞いたつもりなのにその時の母さんは酷く悲しそうな顔をしていた
その時の俺には分からなかったから…
その後は、一日に何人が来る子達の怪我を母さんと一緒に直した
どの子も毎日毎日大怪我で理由は聞きたかったけどすぐに出て言ってしまうので聞けないままだった
それから、2年くらいたって黒髪の子とも少しづつ話すようになった頃、
母さんと俺は離れ離れになってしまった俺はそのままの部屋に母さんは…分からないそれから1度もあってない
それに、黒髪の男の子以外の子とも今までは何回かあっていたが合わなくなった
そんな時急に黒髪の男の子から質問してきた
黒髪の男の子「そういえば、なんでお前ここにいんの?」
き「え?」
黒髪の男の子「普通、部屋に隔離されるはずなのに…」
き「…わかんない、初めて案内されたのここだったから」
黒髪の男の子「ふぅ〜ん…」
ガラッ
茶髪の男の子「あれ?まだここにいたの?
1023番」
黒髪の男の子「あぁ…まぁな923番」
き「君は…?」
茶髪の男の子「俺は違う場所からここに移動された物だよ」
部屋に入ってきた男の子は茶色い髪で目は隠れて見えないようになっている子だった
き「物?」
茶髪の男の子「あれ?君はそう呼ばないの?」
黒髪の男の子「こいつ変わり者なんだよ」
茶髪の男の子「そうなんだ…」
き「どうして人をそう呼ばなきゃいけないの?」
茶髪の男の子「…もしかして知らないとか?」
黒髪の男の子「あぁー…そういう?」
き「?」
茶髪の男の子「つまり、ここのこと何も聞かされずにここに来たの?ってこと」
き「まぁ、そうだけど…」
黒髪の男の子「まじか…!!」
き「え?何かまずいことなの?」
茶髪の男の子「知らないうちに恨まれる立場にいたらそりゃね」
き「え?…恨まれる…..?」
茶髪の男の子「まぁ…説明してもいいけど…」
黒髪の男の子「後悔すんなよ?」
き「うん…」
この時本当は聞くべきじゃなかったと思う
いや…いずれ聞かなきゃいけないことだったのかもしれないけど…
茶髪の男の子「ここにいる殆どは実験体…まぁ、能力者なんだけどその能力者の能力をどうすれば強化出来るかとかを試している場所がここ」
き「うん…」
黒髪の男の子「その実験の内容が問題なんだよ」
き「…?」
黒髪の男の子「俺達怪我してきてるだろ?」
き「うん…毎回毎回大怪我で何回心配したことか」
茶髪の男の子「それは実験によるものだよ」
き「え?」
黒髪の男の子「基本、実験は実戦…魔物との戦いや、能力者同士の殺し合いだ」
茶髪の男の子「その時…今までは大怪我すればここの実験施設から外へ出れた…けど」
き「俺が傷を癒すことができるからその必要が無くなった…?」
黒髪の男の子「まぁ…そういうことだな」
その瞬間心底絶望したよ
やれと言われたからでもあったけど、怪我した人を放っておけないっていう善意もあったのにそれがその人たちにとっては悪夢を繰り返す元凶だったんだから…
茶髪の男の子「まぁでも、知らなかったんなら仕方ないと思うよ?」
茶髪の男の子「別に多分もう気にする子は居ないだろうし」
き「そっ…か…..」
黒髪の男の子「じゃあ、そろそろ行くな」
茶髪の男の子「じゃあね」ヾ( ˙꒳˙ )
き「うん…」
その後は…まぁ、当たり前だけど会うの気まずくなったよね…
でも、その話を聞いた1ヶ月後突然研究所が爆発した
その後は…正直記憶が曖昧で逃げるのに必死だった、迫り来る知らない鎧を着た人や研究所の人の叫び声…地獄絵図だったよ
それでたどり着いたらここ、テストサイトの
カールさんの診療所の近くで倒れた…って感じかな
今回はここまでです!
過去話分かりずらかった人のために説明すると
きんときはある日突然能力者であることがバレてしまい家族全員研究所に連れ去られてしまった
父と母とも離れ離れにされたあと黒髪の男の子と新しく来た茶髪の男の子に自分が今までの子達に辛い思いをさせていたことを知る…感じですかね
辛い思いは、用は何度も大怪我しても治癒されてしまうため研究所から出られないというもの
茶髪の男の子が言っていた『別にもう気にする子はいない』はもう気にする子はこの世に居ない…ということです
後、設定にも付け足したのですが
能力者は代償がある人がおりそれは人によって違う
それに、能力者は目の色が特徴的で普通は黒や茶色だけど能力者は水色や黄色赤色など明るい色になっている
ここまでスクロールお疲れ様でした!
また次の話でお会いしましょう(˶’ ᵕ ‘ ˶)
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コメント
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待って?待って待って 茶髪に目隠し、黒髪だって!? もうそんなのあのペアしか 居ないじゃん!!(予想) で、居ないっ事は……まさか…… とりあえず今回も神作をありがとう 続き楽しみにしてます!!