潔凛
両片思い
潔と凛がセフレの関係
年齢操作
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授業中、ふと横を見つめる
ターコイズブルーの瞳、
深緑の髪色、
長く伸びた睫毛
梟の様なキリッとした表情。
やっぱり好きだ
「おい、何見てんだ」
小声で話しかけてきた。
「あぁ、ごめん」
と小声で返す。
『おい糸師、潔。喋るなー。』
軽く先生に叱られると
「さーせん。」
と凛が謝った。
俺も「すいません…」と謝った
あー、凛が謝ってる所初めて見た、
初めて見た可愛らしいしゅんとした表情
と言うことを数分考えると授業が終わり、凛が話しかけてきた。
「テメェ、さっき何でジロジロ見てきてたんだよ」
「えっ!?い、いや、なんもないけ「嘘だろ」 」
「気持ちわりーんだよ」
「えぇ、」
「今度から見るな、それだけだ。じゃあな」
「凛〜… 」
俺は凛と今”セフレ”と言う関係。
お互いが好きなのはお互いのプレイ。
でも俺は今、凛が好きだ。
やたらと最近、凛と学校で話しているとドキドキして、凛のことが授業中も気になって仕方なくて、凛のことが好きなことに気付いた。
今日も凛を見つめてしまった。
「嫌われただろうな」
その言葉がすぐ思い浮かんだ
「あぁー!!!最悪だ!!!」
と言う言葉も一緒に。
凛side
じっと見られてる感覚。
その俺の事を見てるヤツは隣の潔世一。
俺らの関係は、セフレ。
そう言う行為をするだけなのに、俺は
「凛?」
と行為をしてる時に囁いてくる。その声も顔も好き
全部好き
でも、潔にとって所詮俺はスるためだけの存在。
だって俺らは
そう言う行為をするだけの関係だから
でも好きになってしまったから気になってしょうがない。
その潔がじーっとこちらを見ている。
「おい、何見てんだよ」
小声でつい言ってしまった。すると潔が
「あぁ、ごめん」
と小声で謝ってきた。
そんな会話を小声で話していると、
先生に少し叱られた。
俺も人間だ。無愛想だが、怒られると少しは落ち込む。
数分すると授業が終わり、潔になぜ見てきたのかを尋ねた。
すごく動揺した様子で、誤魔化された。
流石に無理がある。
そしてまた冷たくしてしまった。
なんで、冷たく接してしまうんだろう
こんなにも好きなのに
愛しているのに
こんなことを考えていつもボーッとしてしまう。
いっそ、この気持ちを打ち明けてしまいたい。
夜、今日は潔とそう言う行為をする日だ。
前までは自分にも潔にも得があってWin-Winの関係で、なんとも思ってなかった、寧ろ、少し楽しみな気持ちもあったのに
もう今はこの行為をするのも辛く感じてしまう
だけど、潔がしたいなら
悪くないかなって思ってしまう。
事後、ベッドで二人。
潔が話しかけてきた。
「あのさ」
「もうこの関係終わりにしないか」
「…」
黙ってることしかできなかった。潔には背中を向けてるから分からないだろうけど、涙目だ。
もう涙が溢れる寸前。
「ずっと気にしないようにしてたんだけどさ」
「凛、いつも泣いてるじゃん」
「本当は嫌だったりするんだろ?」
何も答えられない。俺は、最中ずっと泣いていたのか?
知らなかった
無意識だった
唯一潔と一緒になれる時間
ずーっと考えて、やっぱり何も言えない
「ごめん。もう辞めよう」
「これからは普通の友達として」
潔がいなくなってから泣いた。たくさん泣いた。
嫌だ。嫌だ嫌だ
嫌だ。
潔、なんで
行かないで
やだ
なんで
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これは彼なりの愛だった。
もう愛しい存在を傷つけたくない
その気遣いが、愛しい存在にまた傷をつけることになることをまだ潔は知らない。
end.
コメント
1件
とても可愛い(?)