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北信介視点
俺は北信介。
物心ついた時から、虐待を受けていた。
信介）痛いｯ。
だけど、お母さんに外に連れていかれ、
ある、マンションの前に置いていかれた。
そしたら、なんだか見覚えのある人に
拾ってもらった。でも、思い出せない。
誰だっけ。でも、見覚えはあっても、
なんだか、あの人の笑顔とは程遠い。
あの人。は自分でも誰かわからない。
だけど、この人に出会ってから、
高校生くらいの、長いサラサラとした髪、
二重に笑うとぷっくりと出る涙袋。
でも、この人は、髪は長くてさらさらで、
二重なのは変わらない。だけど、笑う時は、
どうも顔が引きつっているようだった。
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