月島と白布の殺し屋パロです
グロや流血表現はないのでそう言うのが苦手な方でも見ることが出来ると思います!
いつも通り場面が変化する間に簡単に自己紹介します!
年齢操作してるので、地雷な方は目を閉じることをオススメします
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白布side
ぷるるる。ぷるるる。
特に当たり障りのないデフォルトのままの着信音が部屋中に響き渡る。
今鳴っているのは、仕事用のスマホ。
寮関係で同室の川西は用事でここにはいない。
バックから仕事用のスマホを取り出し、画面を見ると、そこにはホタルと言う文字。
画面をタップしてからスマホを耳元に持ってくる。
『もしもし?』
「もしもし」
マイク越しに聞こえた声は、いつも通り薄っぺらい声色だった。
「今日はどうしたんですか。僕も暇じゃないんですけど」
口調で敬意を表す語彙を口から流れるように出す。
一人称だって一応変えておいて、あくまで年上と話すような態度をとる。
『それが、ターゲット見っけたんだよね。だから合ってるか確認しておきたくて』
「それなら写真を送ってください。わざわざ電話する意味が分かりません」
ホタルは今潜入任務で高校に通っている。
ホタルの任務先にはうちと深く関わっているライバル組織のボスの娘さんがいるんだとか何とか。
その娘さんをかっ拐って知っていることを全て吐いてもらうって魂胆らしい。
その娘さんが何も知らなくても人質に取れば役に立つし、誘拐しておいて損はない。
きっとうちのボスもそう言う意図でホタルにこの任務を任せたんだろう。
『いや、盗撮は駄目でしょ。犯罪だよ?』
「今更何言ってんすか。もう殺人も殺人未遂も犯してるのに」
『僕は純粋な心を忘れないからね』
スマホ越しにキランと効果音が付くような言い方をされ、眉間にシワが寄る。
「ウザイです」
『ヒッド。······まあ、取り敢えず写真送っとくから確認よろしく』
「手のひら返しエグすぎません????」
そこから、何度か言葉を投げ合い、ホタルの方から通話を切った。
ガチャ
と言う音がして、隣の扉が開いた。
「···川西」
どうやら同室の友人が用を済ませて帰ってきたらしい。
変わらず無気力な表情を浮かべる川西は、俺が持っているスマホを見ていた。
「白布、そんなスマホ持ってたっけ?」
「まあ。···それより川西は何してたんだ?」
痛いところを疲れたが、自分でも露骨に話を逸らして何とか深掘りされないようにする。
ピコン。
手に持っていたスマホが鳴った。
きっとホタルが娘さんの写真を送ってきたのだろう。
***
白布賢二郎 17歳
ある組織の情報屋をしている
戦闘はあまりしないが、一応護身術程度に体術を習っていた
普通に高校生だから高校に通っているよ
ちなみにホタルとは友達だよ
プライベートでは敬語も外してカフェとか行ってるよ。多分
そばかす君のことは一応知ってるけど、ちゃんと話したことがない
***
月島side
殺し屋なんてしたくてしてる訳じゃないけど、やることもやりたいこともない僕はこの仕事で丁度良いと今は思う。
今日も与えられた任務に出向いて、人を殺 し、時には拷問や誘拐だって
やったことがある。
そうやってお金を稼いでやりくりして。
「ひッ···!!」
目の前で腰が抜けて座り込んでいる女は、僕のことを怯えた顔で見る。
今回は潜入任務。
宮城の高校にいる女を連れてこいとか誘拐しろとか何とか。
怪しまれないために入学して一年生として通い始め、早数ヶ月と時が経った。
えらく若い情報屋からターゲットの容姿のことやプロフィールが載った資料を貰って。
生憎ターゲットは不登校だったから、自然に鉢合わせることもなく、非常に面倒臭かった。
部活後の放課後、やっとの思いで見つけたかと思うと「私じゃないわッ··!!!」とか叫ばれて。
情報屋兼友達の白布に電話して、確認してもらって。
凄く時間の無駄なことをしていると自覚はしていたが、本当にターゲットじゃなかった場合、ボスに叱られてしまうので、まあ致し方ない。
「んで。···僕の知り合い情報だと、君が○○の娘さんの筈なんだけど。違うの?」
「ダ、ッだから違うって言ってるでしょ!?そ、そもそもアンタだれよッ!!!」
ターゲットらしき人物は座り込みながら後退りをしたが、背が壁に当たりそれ以上は下がれない。
ま、取り敢えず連れて帰れば拷問でも人質にでも出来る。
「僕?僕は月島蛍だけど、一年の。あ、君二年だよね?もしかして敬語使ってほしかった?仮にも先輩だもんねw」
そう煽ってやると、顔を真っ赤にし眉を吊り上げる。
「図星やん。ごめんけど、こんな時間使ってる暇ないんだよねぇ。」
うなじの上の、神経が通ってるところに手刀を落とす。
ターゲットの爪が皮膚に食い込む程握られていた手は、力が抜け血色が良くなる。
反応が返ってこないため、きっと気絶したのだろう。
「···さて、コイツを持っていかないと。···車、呼ぶか。」
背負って行っても、遅いだけだ。
誰かに見付かっても面倒臭いし、部下に車を持ってきてもらうのが一番楽だろう。
背負おうとしてターゲットの腕に手を付けた。
「月島···?」
「···嗚呼、澤村サン。」
唖然としてこちらを見るのは、僕が入っている部活の主将。
動きを止め、僕は手に掛けたターゲットの腕を地面に下ろして、口を開く。
「何してるんですか。もう部活終わりましたけど?」
「あ、あぁ。ちょっと野暮用でな、はは。··········それより、月島は何してるんだ?」
澤村サンは警戒したような目線を向けながら僕に質問を投げる。
倒れてる女性を触ろうとしてるから警戒されてんのかな。
「···この人が倒れているのを”偶然”見付けたので、保健室にでも運んであげようかと。」
「·······そうか。手伝おうか?」
「いえ、大丈夫ですので。外ももう暗いですし、澤村サンも早く帰った方がいいですよ」
あくまで善人として発言し、笑みを浮かべながら浅くお辞儀する。
「あ、嗚呼。月島も早く帰れよ」
「ハイ。ご心配ありがとうございます」
そう言うと澤村サンは僕に背を向け、一定のスピードで歩いていった。
さて、と僕はターゲットに目を向け、まだ起きていないことを確認する。
「···ダルいし姫抱きでいっか。」
***
月島蛍(偽名) 20歳
ホタルとして殺し屋をしている
ある組織に雇われている
偽名は生活する面で多用しているので、山口とかにはバレていない
任務も一応終わったので、直に本拠地に戻ります
静かになったりうるさくなったり、情緒不安定な所がある
***
ホタルside
「んで、任務は無事成功ですか?」
「僕が失敗する筈なくね??wモチロン成功だよ。···えてか会うの久しぶりだね~」
車を呼んで、ターゲットと共に乗ったかと思えば、助手席に見知った頭が見えた。
話を聞けば、ターゲットが合っているか確認した文を送っても既読が付かず、心配になってたまたま出会った部下の車に乗っけてもらったとか。
もうホント、僕のこと大好きだなぁ。
「···出来ればプライベートで会いたかったけどな」
ボソッと吐き出された言葉を聞き取り、無性に嬉しくなる。
つまり僕とプライベートで会って一緒にデートしたかったってことでしょ???
「···あー、ちょっとキミ名前なんだっけ 」
運転席で、無言でハンドルを回す部下に目線を移し、声をかける。
「!?わ、私はモブと申します···何か要件がありますでしょうか」
急に話し掛けたからか、動揺しつつも答えを返してくれる。
「コイツってさ、ボスのとこに直接渡しに行くのー?」
丁度信号で停まり、こちらを振り返った部下に見えるよう、後ろの誘拐してきた人を指差す。
「ぁ、はい。私が直接持って行かせていただきます···。」
***
すんません力尽きた
次回は成り代わり研磨か、虐待国見ちゃんのお話書く予定です!
あくまで予定なので。
こんな駄作ですが良ければ次回も見てやってください!
じゃあ、さらだばー!!
誤字脱字等ありましたらご報告よろしくお願いします🙇♀️
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